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2013 3/3(日)
 カ号が完成したのですが、あれ単独で写真を撮るだけではつまらんので、付け合わせを作ります。カ号制作のおりネットを逍遥していると、どなたかのサイトで側車付自動二輪車とカ号の絡みで写真を撮っている方がおられました。それが、なんかモノっっっっすごくナイスな組み合わせに思えまして。
 実を申さば、たびたび拙HPに登場する、九九襲のときにあのチハを作っていただいた、東京は杉並区に在住の友人から送られてきた、写真のごときアーマモデリング付録の1/35日本陸軍九七式側車付自動二輪車『陸王』を当方秘蔵しており、新しいプラモを購入する小遣いも無いので、よき敵ござんなれとばかりに制作してしまいます。
 あ〜ちなみに。貴様いい年をしてプラモデルを購入する小遣いも持ち合わせておらんのか、というシビアーな感想をお持ちの方々もおられるでしょうが、実はね。最近また新しい趣味にはまってしまいまして。ヤフオクでアバウト2野口(送料込)を上限としたジャンクなセイコー製腕時計を落札しては、電池交換をして「動いた!」「くそ動かん!」などと一喜一憂するいう。困ったもんです。どうせじきに飽きるでしょうが。まあんなこたどうでもいいか。
 閑話休題。雑誌付録とはいえ部品点数はかなりなものです。これは結構歯応えがありそう。
 さて、この手の乗物に付きものなのがスポーク。キットオリジナルも結構奮闘していて、1輪に付き24本のスポークが再現されています。しか〜し。ネットで調べ上げた結果、九七式側車付自動二輪車『陸王』・・・面倒だからから以下陸王・・・のスポークは40本らしいようで。当然これを再現せねばなりません。また例によって自らハードルを上げてしまうのですが。
 んで思い出すのが『銀輪部隊』での自転車制作。今回は、その経験をもとに、さらに複雑な単車のスポーク貼りに挑戦します。
日本陸軍九七式側車付自動二輪車『陸王』スポーク張りに挑戦(名前が長い)01
2013 3/6(水)
 単車のスポークは自転車のそれと比べてさらに複雑になっています。ちょっと見ただけでは、その規則性がよくわからないのですが、私のでたらめなプラモ制作ぢゃあるまいし、必ず規則性はあるはずです。ネットから見つけてきた写真(使わせていいただいた方、例によってすみません・・・)を下図にトレスすると・・・・まず、青い線でトレスされたような張り方がなされています。これで20本。これを複列化して360度÷40本=9度回転したものが赤の線。これで40本。つまり、リムに2本の平行線を引いて、それぞれの線上に20個ずつ穴をあけるということになります。
 
 と、いうことは分かったのですが、いきなり本番は無理なので、ちょうど同じくらいの大きさのランナーが同キットについているので、これで実験します。
 
2013 3/16(土)
 前回の様に簡単なジグをつくり(今回はペットボトルのキャップで)、0.3mmのピンバイスでひたすら穴をあけていきます。そしてお決まりのようにドリルをぽっきり折ってしまうというお約束。ああまた500円が〜
 そんな不幸なことがありつつも、なんとか40個の穴を開け終わり、ナイロンテグスを張って完成。ためしにオリーブドラブで塗ってみました。近くでつらつら見るとぐちゃぐちゃな作りですが、私の持論として女性と完成プラモデルは間近で舐めるように見るものではないので、まあこれでよいでしょう。
2013 4/4(金)
 前述の平行線を引いて複列にというのは、こんな感じです。実験では0.3mmのドリルで穴を開けていったのですが、どうもピンバイスのチャック部分がゆるく、頻繁に空回りしてしまい、ついには穴を開けている途中でタイヤに刺さったままバイスから抜けてしまい、さらにそれを抜こうとして折ってしまいました。これで2本目。
 仕方がないので0.4mmで穴を開けたのが左の写真。アップにしてみるとかなり大きな穴です。またテグスは、実験版では0.25mm程度のものを使ったのですが、ちょっと太めな感じなので、0.2mmに。これでも実寸にすると7mmになるのでまだオーバーサイズ。
 そんなこんなでいよいよ本番にトライ。ここからは、ほとんど備忘のため、万一またこのような作業をするかもしれない自分へのメモのようなものなので、ちょっと意味不明な記述になるかも。ってそれはいつものことか。
 
 まずキットのスポークをニッパーで切り落し、筒状にしたサンドペーパーで痕をキレイにならします。それをジグに載せて、シャープペンシルの青い芯のものでタイヤ側面にしるしを入れていきます。青芯じゃなくてもいいですけど。・・・そのしるしを目安に、今度は穴を開ける位置に黒いミリペンでチョンチョンとしるしを入れます。そうそう、ここでちゃんと20ケしるしが付いたか確認しておかないと、穴を開けてからでは遅いので。ええやりまたとも。19しか穴を開けずにテグスを張って行き、奇数なので当然穴が足りなくなりました。結局全部穴を埋めて穴を開けなおしました。馬鹿だな〜・・・(爆涙)
 で、その黒いしるしにニードルで穴を開け、ドリルの足場を作ります。・・・と、ここまで未来の自分、わかりましたか?
 
 さて、穴を開けます。どんどん開けます。40個開けます。ここまで慣れてくれば1時間程度で出来ます。ちなみにピンバイスのチャックは十字の切れ目の面(これも分かりづらいな〜。黄色の部分です。)をサンドペーパーをかけると締りがよくなり、空回りはしなくなりました。さらに、どうせなら切れ味鋭い新品のドリルを使った方が作業がはかどります。
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