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めざせシンガポール!『銀輪部隊』制作始末01
雑記
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2007 9/2
 無事、襲撃機が完成したので次は地上部隊を作ります。毎回唐突ですが。
マレー作戦といえば銀輪部隊です。うまい具合にタミヤから左記のごとき独逸軍の自転車が1/35で出ています。九九襲はヨンパチですが、どうせ合成写真仕上げなのでどうにでもなるでしょう。ヤフオクで購入を考えていたら、高円寺の友人から折り良く「いらんからやる」と。ちなみにこの友人は九九式襲撃機を送ってくれた人でもあり、私、ここ半年ほど彼からもらったプラモデルをず〜っと作っているわけです。いい年した大人が、こんなことしてていいのだろうか。友人S氏には信州の銘酒でも贈らせていただきます。

 さて、愚にもつかないイントロはさておき、自転車を作る場合リアリティを醸し出す最大のアイテムはなんといってもフラッシャーを発光ダイオードで作ること・・・ではなく、スポークの張り替えに尽きるでしょう。(フラッシャー・・・最近の若者にはわかるまい)。写真の様にキットは18本のスポークが張ってあります。が実車はこの倍の36本です。こんなちっこいわっかの中に36本もスポークを張るのです。わはは。思わず笑ってしまうのですが、ネットで調べると、これを難なくこなしてしまっている人々がいます。なかにはフルスクラッチで1/48で作ってしまった剛の者の人さえいます。
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2007 10/1
 なんか知らんうちにスポークが張られています。至誠天に通ず。制作は山場を越しました。これで今回の制作記は終了です。
 しかし、諸君良く見よ。左写真のスポークの張られた様を。タイヤ内面弧上のスポーク間の幅がえらく違いはしないか。常識的に考えてスポークは等間隔にリム上から生えているはずではないか。
 そうなのです。張れたには張れたのですが、これはおかしい。そこで、何がおかしいのかつらつら考えつつ、もう一度作り直すというのが今回のお題です。
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2007 10/1
 試作品を(本来失敗作といってもいいのだが、それでは身も蓋もないのでここは敢えて試作品と呼称す)拡大するとこんな按配で、よくよく見るとある規則性をもって円弧の幅が違っています。すなわち、『狭い→中くらいに狭い→広い→中くらいに狭い→狭い』この繰り返しになっています。つまり私の工作精度が著しく悪いためにばらばらになったのではなく、元となった私の引いた図面に問題があったということになります。
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2007 10/7
 上図が『試作品』のために引いた図面の部分拡大です。黒い線がタイヤの外周(要するに接地面)、赤と青の線がスポークになります。この時点でもう等幅になっていません。なぜこうなったかを説明すると非常に面倒なので省きます。がともあれこれを直したものが、下です。
 これで完璧だと読者諸氏はお思いでしょう。ところが、ここに陥穽がありました。
 先ほど、タイヤの外周が等幅になっていないと記述しましたが、つまり外周が等幅になればリム部分も等幅になると思っていたのですが、スポークはタイヤ軸の『どセンター』に向かって伸びているのではなく、軸の面積分ちょっとずれて伸びているのです。だから、外周を等幅にするとタイヤ内周つまりリム部分は前記のごとき『狭い→中くらいに狭い→広い→中くらいに狭い→狭い』となってしまうのでした。
 では、どうすればよいか。簡単です。黒線を外周としてではなく内周として扱えば良いわけです。・・・・・俺って結構な馬鹿?んなこと最初に気づくと思うのだが。いやいや、ことほど左様にスポーク張りというのは、深遠なものなのです。現に、上記のごとき説明では大半の人々はどういうことなのか分からんでしょう。
 ともあれ、この辺は『俺もタイヤのスポーク張ってみよう』という人のために書いたものなので、読み飛ばしていただいても一向に構いません。
 
 で、これがその図面の全体です。この図面にしたがってスポークを張っていくのですが・・・・
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