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珍品!?チェコ製帝国陸軍試作戦闘機『キ-64』制作記 その4
雑記
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2009 4/18(土)
 主翼左の着陸灯も当然キットにはモールドされていないので、当該部分を切り欠き穴を開けました。さて着陸灯火にするものは何かないかと例によってダイソーをひやかすと、ありました。貧乏女子中学生御用達のネイルアート用にせ水晶片。気取って言うとフェイククリスタル。なにゆえ貴様ごときがこのようなものをあがなうのかと言いたげなレジのおねいちゃんをアルカイックな笑顔でかわし、帰宅すると、その一片をあてがってみました。ごらんのように大きさぴったり。
 覆いにしぼった透明プラ板をエポキシ接着剤で取り付け、ここはこれでOK。

 翼表面は頼りなげなパネルラインのみなので、しかし感心なことに凹モールドなので、深く彫りなおしました。動翼部分のリブの表現は伸ばしランナーを下図に合わせて貼り、流しこみ接着剤を塗って少し溶かし、乾いたところでサンドペーパーで薄く削りました。最初、裏表のことを考えずに適当にやっていたのですが、真後ろから見ると上下のリブの位置がバラバラでみっともないので削ってやりなおし。
なかなか大変です。
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2009 4/19(日)
 機銃の位置を決めます。もともとキ-64は試作機で兵装はないので、いったいどこにどのように機銃を載せてあるのかはいっさい不明です。数少ない図面にも記載がありません。そこで当方でシミュレートします。
 とりあえず、載せる機銃は「マ」砲とします。ドイツ国から輸入した20mmマウザー砲です。こいつのアウトラインをイラレでトレスしスケールを合わせて出力したものを翼にあてて見ます。
 ここで問題になるのが翼を横に貫いている主桁と銃の給弾口の位置関係。黄色い線と丸で囲んだ中の長方形の部分です。桁と給弾口をずらさないと弾丸を給弾することも弾丸を積むこともできません。飛燕では主桁より後ろに銃のレシーバー部分を置き、主桁に穴を開け銃身を通しているようですが、キ-64でそれをしてしまうと、銃身が完全に翼内に入ってしまいます。それでいいじゃねえかといわれればその通りなのですが、それでは絵的に面白くない。やはり主翼からにゅっと銃身が出ていた方がかっちょいい。(かっちょって・・・)というわけでちょっと強引ですが、銃全体を前進させ給弾口を主桁からずらし、銃身が主翼から出ているようにしました。主桁内にレシーバーが入ってしまうし、そもそも着陸灯のすぐ横というのもアヤシゲで色々と疑問の残る決着なのですが、こんなことここに載せなきゃ、だれも気にしないでしょうな。
 写真はリブ部分にサフをかけて見たものです。ちょっと太過ぎるかな?
2009 5/5(祝)
 お次の問題は脚。フォーク部分はまあいいのですが、トルクリンクと緩衝部分に穿かせているブーツが一体化してしまっています。トルクリンクの形状は悪くないのですが。しかたがないので、フォーク部分は生き。トルクリンクも生き。ただし形状を整える。ブーツは作り直し。脚柱は真鍮パイプに置き換え。ブレーキホースの追加。ということにしました。さらに問題は、写真撮影の都合上、脚は脱着式にしなければならないということ。ヒジョーにキビシー(財津一郎風)
 まずは一番面倒くさそうなブーツ部分を作りましょうか。連休中だし。
 ブーツの断面構造は山、谷、山、谷・・・となっています。形状的に連想するのは算盤でしょうか。つまり支柱にわっかをぎっしり通した状態です。しかしそんな小さいわっかを大量に作るのは、これは無理でしょう。なので、支柱にスパイラル状に巻きつけてしまえば、これはどうだ。
 最初は金属線を巻きつけたのですが、接着ができないので(瞬間などで接着してもほどけてしまう)、ここは得意の伸ばしランナーの出番だ。

 結論から申し上げるとこれはうまくいきました。スパイラル状になっていても、こんなに小さいとその形状までは見えません。ヨカッタヨカッタ。などと喜んでいるのですが、いやこれが大変大変。とにかく伸ばしランナーの太さが均一にならない。特に巻きつけられる方の太いやつは、なかなか気に入った太さにならない。巻きつける方は接着剤に侵されてぽきぽき折れる。そんなこんなで、気に入った2本をつくるのに2日かかってしまいました。ああ俺の連休・・・

 トルクリンクは、切り離して成形して軽め穴をあけました。タイヤをセットするとこんな感じ。キットオリジナルより数段グレードアップ・・・かな?「全然」とか言う人は容赦なくブチます(笑)
2009 5/7(日)
 フェアリングも脚を出した状態と引っ込めた状態の2つが必要になります。キットオリジナルは引っ込めた状態で使うことにして、出した状態の物はプラ板で作ります。キットオリジナルを型紙にして作るのですが、脚を出して駐機している場合のフェアリングの状態というのが、資料がないのでさっぱり分かりません。キットオリジナルを見ると5分割されるようになっているのですが・・・
 訳がわからないながら、とりあえず5分割しました。機体の過重がかかるためフェアリングの各部品は重なるはずなので、少しずつ重ねて接着します。まあこんなもんでいいか。

 ところが、前出の学研「三式戦飛燕・五式戦」を何気なく見ていたら、野原茂氏の描いたキ-64の側面図を発見してしまいました。うまい具合に脚部分も描かれてします。恐る恐る比べて見ると、写真のようにバッチリだ。ついでにいうとキットオリジナルではトルクリンクが機体中心に向かって出ていたのですが、野原氏の図面によると、それを90度ひねった、つまり前方に向かって出ています。フェアリングの形状からいってこちらの方が説得力がある気がするのですが・・・
2009 5/21(木)
 脚部の作業と平行して翼の方も小ざかしいディテールアップをしております。主砲を入れる穴をあけ、ピトー管も基部を。飛燕のピトー管は付根部分がロート状になっています。適当なサイズのビニールパイプをライターであぶって伸ばし、伸びはじめの部分を切って真鍮パイプを指します。サンドペーパーで適当に成形し主翼に差し込みました。先端の細い部分は、0.3mmの真鍮線を最後に差し込むつもりです。(今差し込んでも邪魔なので・・・)