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珍品!?チェコ製帝国陸軍試作戦闘機『キ-64』制作記 その6
雑記
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2009 6/12(日)
 アンテナ支柱。座席後ろの飛行機が転倒したときにパイロットを守る板(分からなきゃ調べて文字打ててばいいのに・・・自戒です)のあたりからキャノピー越しに生えているのですが、これ、きっちり作っておかないと、その後の作業もしくは撮影時にまず間違いなく指を引っ掛けて折ってしまうでしょう。キャノピー越しがゆえ、再生が非常に厄介なことになりそうです。
 なので、金属で作ります。まず真鍮パイプに真鍮線を刺し、金床の上でかなづちでつぶします。で、寸法に切ってヤスリなどで成形します。

 座席後ろ部分はキットオリジナルではなにもフォローしてありません。ここもすべて自作します。前述のパイロットの頭蓋を守る板には真鍮線を埋め込み本体にきっちり接着。上部に穴をあけ、先ほどのアンテナ支柱の真鍮線部分を埋めこめば、強度的にはなんとかよさそう。

 しかし、なんだ胴体と翼以外の部品ってほとんど自作している気がするのですが・・・手間がかかるキットではあります。
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 慎重にモーターから来るリード線と翼に取り付けたコネクタのリード線を半田付けして翼と胴体を接着。ちょっと合いが窮屈で、おまけにリード線が長すぎて邪魔をするのでリード線を切って着け直したり余分を翼内に押しこんだりして、待望の十の字に。ようやく飛行機らしく。
 リード線の半田部分は短絡が怖いので、熱で縮むビニールチューブでコーティング。これで安心だ。
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 当然このようなこともして見ます。ペラは仮付けなので、無論通電はできませんが。当初の予定ではスピンナーはこの時点で装着してしまうはずだったのですが、思ったよりコントラペラのギミック回りが頑丈なので、結局、最後に装着ということにしました。
 鼻周りは『盛って削る』を繰り返した挙句にようやく納得のいくラインが出ました。
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2009 6/16(火)
 水平尾翼。乏しい資料をつらつら見ると、尾翼のエレベーター部分を動かすリンケージホーンが描かれているものが散見されます。これはディテールアップに好適なので当然再現。プラ板をポンチで抜いてアームを作り、伸ばしランナーでホーンを。左右、裏表と計4つ作りました。これも指をひっかけて壊しそうなアイテムだと思ったのですが、わりかし丈夫に出来ています。
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2009 6/28(日)
 機体を垂直に立て、水平尾翼を接着。当然このキット、つるつるな胴体につるつるな水平尾翼を接着セヨという無理難題物件なので本体側に穴をうがち、尾翼には真鍮線を埋め込みダボにします。
 垂直に立てたのは、水平に置いておくと接着剤が固まるまでに引力に引っ張られ、水平尾翼が水平ではなくなるから。
 ものすごく苦労した機首回り。別キットの部品を組み込むという荒技に加え、液冷戦闘機特有のツルッとした形状、さらに機銃まわりの再生不可能なモールドなどこちらも問題山積だったのですが、なんとかここまでたどりつきました。
 が、しかし、機銃のマズル部分の上半分を削り飛ばしてしまったことに気がつきました。
あいたたたたた・・・こんな小さいものどうしよう。
 しかたがないのでデザインナイフで回りを傷つけないように注意しながらマズル部分のみ削り取ります。気をつけていてもプラスチックを掘削するにはそれなりの力が必要で、例によって刃がすべりモールドを傷つけてしまいました。
 ケズリとった部分には真鍮パイプを適宜切って置き換え。おっと左がチト長い。
 つるつるになったノーズ部分にスジボリを入れました。
 せっかく苦労して作ったのにとれてしまった、射爆式照準器。つくりなおしました。カラーフィルタは、昔、版下制作で使っていたフレックステープというもので、といって版下制作といってもそりゃ業界用語か。

 さて、いよいよ風防を被せるのですが・・・
 こうして透かして見るとずいぶんと透明度が低い。うっすらとスリガラス状になっています。これって、コンパウンドで磨けばきれいになるのでしょうか。試しに磨いてみたのですがはかばかしくありません。機体に乗せて正面から見るとパイロットがぼんやりとしか見えません。
 さて、こうなるとやはり『自作』という言葉が浮かんで来るのですが・・・このサイズの透明パーツの、つまりこのように大きくかつ透明度を保たせなければならず、さらに不規則な形状のシボリはやったことがないので、かなりてこずることが予想されます。なにより木型から始めなければという、ちょっと気の遠くなりそうな遠大な作業になってしまいました。完成するのか?キ‐64。
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