日米ぎらぎら飛行機対決!P47Dサンダーボルトを作る。その6
2012 6/5(火)
キャノピー部分と胴体の間に微妙な段差が出来ているので、一度マスキングを剥がしパテで修正してアルミ箔を貼ります。
ひたすら内職作業を続け、ようやくアルミ箔も機首までたどり着きました。写真を撮ってみるとほんとにまあ、どんだけ銀色なんだというくらいの光り具合。
に、してもこの作業、イタズラに時間がかかる上に、作業が単調でつまらない。次回は銀塗装機は作りません(笑)この先、銀塗装機を作るとして・・・塗りにするか、箔張りにするか。これは難しい問題だ。
さて、次の問題はノーズアートだ。
2012 6/10(日)
写真のモノマガジン、米軍機の鼻先を飾った数多あるノーズアートの原作者、『バーガ』ことアルベルト・バルガス氏の特集です。当初の野望では、この中からよさそうなのを選んで、アルミ箔にダイレクトに描き込み、それを機体に貼り込もうかと考えていたのですが、1/48や1/32スケールならばまだしも、ナナニーではとてもじゃないが細かすぎて無理そうなのでそれは諦めました。さらに厳密なことを言えばこの『バーガガールズ』も著作権があるはず。それを犯すのもいやなので、前回B29に続いて今回も自前で調達しましょう。
ノーズアートの王道といえばやはりオネーチャンですか。しかしてセクシーな半裸の外国オネーチャンを描くなら洋物のエロ本でも探してこねばならず、そのような危険物を『資料』などと称して家庭に持ち込み、あまつさえ夜な夜なそれを開き、怪しげな作業に没頭している姿を家人に見せるのは、いかにコウガンムチをもって自任する私とは言え出来れば避けたい。・・・で、かくのごとき無難なデザインとなりました。一応お断りしておくと、カンナがけをしている青江美奈ではありません。青江美奈…伊勢佐木町ブルース。『バーガガールズ』とはえらくかけ離れた仕上がりになってしまった。
この絵を、例によってアルプスプリンタでWAVE社のクリアデカールに出力します。いつぞやのB29のノーズアートの時のもそうだったのですが、きょうびのインクジェットプリンタに較べてアルプスプリンタはハーフトーンの再現が粗く、がん見するとドットがまる見えなのですが、これはまあ仕様だからしょうがない。
さて、箔貼りを完成させてしまおう。
2012 6/24(日)
いやはや。ようやく箔貼り終了。色を塗れます。今回は架空の機体なので資料本のなかから、バブルキャノピーで太平洋戦域に登場したとある機体を参考にどんどん塗ってしまいます。
カウリングは赤。これを見た児童(小6)は「口紅をした女の唇みたいで気持ち悪い」とのたまいやがりました。ケッ子供だぜw。
まあそれはともかく、アルミ箔にラッカー塗料を塗るのは至難でした。前回アルミ箔の裏にはけっこううまく乗ってくれたのですが、今回はやはり表面がつるつるなので塗膜が弱い弱い。塗った上にマスキングテープを貼ってはがすとごっそり持ってかれます。なだめすかしながらなんとか。
ここまで作業が進んだ時点で、パイロンを取り付けなければならないことに気がつきました。
2012 7/1(日)
尾翼の識別マーク。平行かつ等間隔の帯を、見た目上正確無比に描く事がいかに難しいことなのかを如実に示した作例になってしまいました。せめて水平尾翼を取り付ける前に作業ができればもう少しましになってのでしょうが…
さて話が変わりますが。ここ数年不調を訴え続けたこのHP更新用のノートPCがついにお亡くなりになりました。幸いHDは生きていたので、HPのデータは救えたのですが、vista環境に移行させなければならず、しばらくどたばたしそうです。しばらく閲覧に支障が出る場合がありますが、平にご容赦を。
2012 7/5(木)
どたばたしつつも細かな作業を続行。最後の工作物、アンテナ支柱。適当なサイズの真鍮パイプに真鍮線を差し、金床で平らにたたき、先端を尖らせて完成。例によって当該部品を紛失してしまい、形状がいい加減ですが、こうまで頑丈につくればそうそう折れまい。
2012 7/12(木)
キャノピーのフレームにもアルミ箔を貼りました。前回隼のキャノピーはわりかし楽勝だったのですが、今回はナナニーしかも不規則なラインのキリヌキで結構大変。おまけに糊付きのアルミ箔が、またしても防眩塗装のオリーブドラブをごっそり持っていってくれました。