日米ぎらぎら飛行機対決!P47Dサンダーボルトを作る。その5
2012 2/13(月)
改めてタイヤフェアリングを装着してみると・・・あら〜。胴体との間に隙間が。翼部分の部品のみから採寸したのでこのようなことに。仕方がないので胴体側タイヤフェアリングを新たに作って、翼側のものの上に重ねて瞬間接着剤で接着してしのぎます。さすがにもう一度最初から作り直すのも面倒ですし。
2012 2/19(日)
そのような面倒なことなどがありつつも、一応カタチになったので、サフ替わりにシルバーをかけてみました。「これでデカールを貼ってしまえば完成ですぜ」という悪魔のささやきが23回ほど脳裏を駆け回ったのですが、これではちっとも『ギラギラ』ではないので、ここでぐっとこらえて次の作業に。
シルバーをかける準備にと、タミヤの0.5mmトリガータイプのノズルをはずして掃除しようとしたのですが、固着してしまいなかなか外れない。専用レンチでグイッと回すとノズル部分がひねり切れてしまいました。部品表をみると、この部分が一番高価でやんの。あ〜またいらん出費が…。
閑話休題。前回隼ではチョコレートのアルミ箔の内側、つまりギラギラしていない側を使ったのですが、今回サンダーボルトは表面のビカビカした方を使います。若干、いやかなりな貧乏臭さのつきまとう日本軍機に比べ(国力を考えれば仕方がないのですが)、万事につけリッチなイメージのある米軍との対比を際立たせるためにそうしてみたのですが、実際に貼りこんでみたら、そのどぎつさにビックリしました。これ機体全面に貼ったら、エライことになるだろうなあ。
2012 3/20(祝)
アルミ箔張りのような地味な作業が続いているので、制作記も更新が滞り勝ちですが。地道にアルミ箔を伸ばしては裏糊して貼り、そして切るという手順を繰り返しています。
さて前回、隼のアルミ箔張りで出てきた問題点。それはスプレー糊を均一に薄く吹きつけるのが非常に難しいうこと。きれいに吹けないと仕上がりにずいぶんと差が出てしまいます。そこで今回はスプレー糊を容器に取ってオイルライターのオイルで溶き、エアブラシで吹きつけてみました。エアブラシで吹くと粒子が細かくなりやたらに飛び散るので室内で作業が出来ないのがネックですが(本当にやめた方がいいです)これで均一に糊が塗れるようになりました。使用後、ブラシはまめにメンテナンスしておかないとべとべとになるのでこれも注意。
遅々として進まぬ作業ですが、徐々に銀色の面積が増えてくると、やはりビカビカが強烈です。
2012 5/22(火)
え〜2ヶ月も放置しっぱなしてしまいましたこの制作記。我ながら再起動が危ぶまれていたのですが、ネット上のお友達の『とのさん』と『よしのよしおさん』のコラボ作品(どちらもタミヤ主催パチッ!の受賞者という、ほぼ『神』な方々です。)の写真を見せていただき、わしもこのままではいやん…いやいかん!!と、更新することにしました。さあハッスルハッスル(死語)。
サンダーボルトの箔張り、とにかく遅々としてはかどらないので、だんだん作業が面倒になっていたところ、たまたまケータイ入れ(既製品)が壊れ、新しいものを購おうとしたのですが、私のケータイ、他の製品に比べ妙にデカく、市販品でしっかり入るものがない。ジャストフィットのものがない。では!と一念発起して革で自作。これが、思ったより上々な出来具合だったのに味をしめて、では次、これもぼろぼろで寿命が来ている財布も作ってしまおう。ということになりました。革細工は結構ハマる。
そうこうしているうちに、世紀の天体ショー『金環日食』が目の前に迫って来ました。普段カメラなど碌に弄らないくせに、見物料タダ。しかも撮影自由という世紀のイベントがあるとなると、これは撮影せねば損!・・・という訳でその準備に奔走せねばならなくなったり、予行演習をしたりと、いやもう大変大変。つらつら考えるに、やたら色々な趣味に手を出すので結局自分の首を絞めているのですが。これは性分。
撮影準備といってもたかだか2台のカメラ(広角と望遠)で太陽を撮るだけなのですが、困ったことに今回使用のカメラ、NIKON COOLPIX E5700とCOOLPIX E5000(ニコン好きの人ならこれらのカメラの古さがわかるでしょう。10年も前の製品です)これらの電池がほぼ死にかけているのです。新規で電池を買うのも出費だし、この際12Vの鉛バッテリーから降圧して電源を取ろうか。しかし2台とも起動して日食の間中バッテリーが持つのか。ダメならシガライタ経由で自動車のバッテリーを使おうか。しかし万一バッテリーが上がったら会社に行けなくなるしな〜そりゃなんぼなんでもまずいよな〜。エンジンかけっぱなしにしときゃいいか。いやそれではあまりに反エコロジーだし。あ〜どうしよう。などてんやわんやのうちに当日を迎えてしまいました。
ま、結局かたっぽは死にかけの電池で、もうかたっぽは鉛バッテリー12V降圧で無事撮影終了。
てなわけで、ようやく色々なことが片付きました。地味に続けた作業でサンダーボルトも8割方アルミ箔で覆われてきました。
ナイロンブラシを装着したルーターを使うとアルミ箔と機体がより密着し、なおかつリベット痕やパネルラインが綺麗に浮き出ます。さらに微妙に光沢がくすむ(たぶん細かいキズが入るのでしょう)ので余りに銀ピカ過ぎてこりゃねえべと思っていたところで丁度良かった。更に付け加えますれば、くすみ過ぎたと思ったらコンパウンド磨けば光沢が復活することも確認済み。