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『ギラギラ・キラキラ』な飛行機を作る。その8
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2011 6/19(日)
 先日しぼったキャノピー。細切りアルミ箔を窓枠として貼り、スライドする後部風防の後端に0.3mmの真鍮線の埋めこみ、エポキシ接着剤で固定しました。今回の種(たね)本、学習研究社の一式戦闘機「隼」には「基本的に陸軍機は通常風防を開いたまま飛行する」という記述があるため、開状態でも閉状態でも撮影できるように、この真鍮線を受ける穴を機体に開けて固定する予定です。
 それにしても「通常風防を開いた状態でうんぬん」の記述ですが、私、始めて知りました。風防開けて飛んでると、空気抵抗は増えるし、なにより寒いと思うのですが・・・
 メタルプライマーを全体にブラシでかけ、機首部分のアンチグレアを塗りました。アルミ箔とメタルプライマ-とクレオスのラッカー(つや消し黒)の組み合わせ、思ったよりしっかり定着したのでひと安心です。若干不要なところに黒が飛んでしまったのですが、地がアルミなのでシンナーでふき取れるのはよいところ。
 後部キャノピーを固定してみました。ようやく飛行機らしくなってきました。空中勤務者の首をつけてやらねば。前部キャノピーはいま接着しても邪魔なだけなので、あとにします。
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2011 6/26(日)
 今回最も面倒と思われる塗装作業、味方識別帯。普通だったら黄橙色を当該部分に適当に吹いて、それを味方識別帯の形にマスキングして、シルバーなり暗緑色なりを吹くのですが、今回はアルミ箔で既にシルバー塗装が終った状態なので、見方識別帯の形に窓をあけて、言い方を変えると識別帯以外をすべてマスキングして黄橙色を塗ってやらねばならない。しかも翼上面と下面。おまけに下面には脚庫が不規則なカタチで存在している。さらに翼付け根の形状は複雑。とまあ、めんどーな形状にマスキングをしなければなりません。
 短兵急に作業を進めるとどうせ失敗するので、ここはじっくりと。3日間かけて片翼だけマスキングを済ませると、黄橙色を吹きました。マスキングテープを剥がしてみると、若干いらんところに色が飛んでいましたがまあOK。ちなみにマスキングテープを剥がすと、アルミ箔が浮いてくる部分がありましたが、楊枝でこすってやれば再接着します。もう片翼も同様の作業をして、こちらも問題なく終了。

 さて次は日の丸なのですが・・・白縁をいれるべきか、入れないでおくべきか。
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2011 7/4(日)
 日の丸。前出のタネ本、学研の『隼』を読むと、迷彩を施した機体には必ず日の丸に白縁をつけるという合意だか通達が陸海軍の間で交わされたようで、今手元に本がないので細かいことは書けないのですが・・・とまれ、同士打ちを防ぐ手立てとしてそのようになったらしく、確かに、特に陸軍の派手な(!)迷彩に日の丸では、これは目立たなさそうです。防空任務部隊の白い帯に日の丸ってのも、日の丸をはっきりさせるためのものと知ってなるほどと思った次第です。

 で、我が隼なのですが・・・今回ツルピカ無垢状態で仕上げるので、白縁はつけないことにしました。いや白縁をつけるという作業がヒジョーに面倒に感じていたので、手間が省けてよかった。ま、デカールという手もあるのですが・・・

 空中勤務者の首を着けました。ひところ狂ったように顔塗りに励んでいたのですが、いつのまにやらすっかりやめてしまい、結局適当な塗りの顔になってしまいました。
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2011 7/19(火)
 ブレーキパイプ。トルクリンクの『くの字』の再現に苦労しました。真鍮線や銅線などの金属を使って曲げてみるとどうしても不自然な感じがしてしまいます。それに瞬間接着剤と相性が悪いのも困りもの。伸ばしランナーで試してみるとやはりくの字の部分でポッキリ折れてしまいました。つらつら考えた挙句、ダイソーへ突入し金百伍円にて4号(0.33mm)のテグスを入手してきました。最初から思いつきそうなものなのですが、最近お疲れ気味の私。
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2011 7/22(金)
 そんなこんなで脚完成。装着してこうして写真を撮って見ると、華奢な飛行機ですな〜。実物ゼロも華奢だなと思ったのですが、隼も華奢で美しい造型です。
それはともかく・・・最近当ホームページのアクセス数がビミョ〜に増えているのですが、これはとても励みになり、最近萎え萎えな制作意欲も微増傾向です。(微増かよ。)それともプチ炎上でもしてるのかしら。ともあれ完成も間近なのでHP更新もがんばりたいところ。
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 部隊マークを入れました。飛行第63戦隊のものです。青森は八戸にて開隊した同隊は紆余曲折の末ニューギニアに進出。相次ぐ空戦、空襲などにより保有機数を減らしつづけ、満足な補給も得られないまま現地にて解隊、隊員は終戦まで自給自足の生活を送り、終戦時に生き残った隊員は数名。という悲劇的な飛行隊だったようです。どこの戦域でも悲惨でないところはないとは思いますが、あらためて合掌。
 さっそく吹きミスで黄色い飛沫が散ってしまったのですが、綿棒の先にシンナーをつけてちょいちょいと拭くだけで綺麗にとれました。
2011 7/24(日)
 翼上の『踏んでもいいよ』の黒い帯(名称がわからん)は隼の資料本を見ると翼を構成するジュラルミンの上に薄い別の板で貼ってある(ように見える写真がある)ので、アルミフォイルにタイヤブラックを塗り、一部わざとらしく剥離させて切り出して貼りました。

 カウルフラップの開口部分はエンジンの熱で若干ジュラルミン素材が『焼けた』感じになるよう、ごく薄いカーキを吹き、さらにタイヤブラックで排気汚しをしました。が、ジュラルミンがこのように焼けるかどうか、当方が『イメージ重視』でデッチアゲたことなので、皆様お気をつけのほど。
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