再開!ハセガワ72『雷電21型』03
2009 11/22(日)
デカールを貼り、今回珍しくスミ入れをしました。今までは、基本通りエナメルのスミをトロトロにして面相筆でスジ彫ったトコロに流しこみ、綿棒でふき取るという作業をしたのですが、綿棒だとスジの中までさらってしまい、結果スジ部分にもスミが残らないという状態となり、挙句「俺はスミ入れが苦手だ」となりスミ入れ無用説を唱えたくなったりするのですが、今回、綿棒に換えてウエスで拭いてみるといい按配になるので、スミ入れ無用説は取り下げることといたします。
2009 12/6(日)
半光沢のトップコートを吹き、無事スミ入れを終了したので、剥げ表現です。ちなみに同居人(女性)は「結婚したころはお父さんの髪の毛、バリバリだったのにねえ・・・最近ねえ・・・」とため息混じりにいいやがります。けしからんことです。・・・エェそれはともかく、エナメルシルバーで例によってちょろちょろと描き入れ左半分が終りました。丁度半分で作業を止めたので、左半分のみパステルで汚し、未処理の右側と比べてみたのが写真。
こう見るとやはりパステル(黒)で汚すと、きったな〜い感じになります。こういった表現には賛否があって、息子(小3)は「せっかくきれいに出来たのに汚くするのはおかしい」とのたまい、一方この者の母親は「どうせならもっと汚してもいいのでは。弾で撃たれた痕などがあればなお良しとする」などと世紀末的な発言をしています。
2009 12/13(日)
ともあれ汚し終わりました。最後の難関、ペラの接着です。いいかげんに接着してもげてしまったり、また接着剤がはみ出すなどしてペラが回らなくなるとこれは悲惨です。機体を垂直に立て、エポキシパテを量を加減しながら付け、2つあるダボをペラ側に開けた穴に差しこみ、暫時放置します。
しばらくしてエポキシ接着剤が固まったところで、通電してみました。多少ノイジーながら無事強冷ファンともどもペラは回ってくれました。これで一安心。
今回のナナニーのみブレード根元が太い後期型のペラを装着しました。今まで作ってきた雷電のヨンパチ、1/100、イチヨンヨンは根元の細い初期型のペラなのですが、「まあ一つくらいは太い奴で・・・」と作ってしまったのですが、各サイズ並べて撮ると不整合でしょうか。モノの本には『適時、旧型のプロペラから新型のプロペラに換装していった・・・とも考えられる』との記述があるので、混在もありかな。
ペラの黄色い帯は今回はデカールです。茶褐色に塗る前に黄色で塗ってマスキングしておくのをすっかり忘れてしまったおかげで最後に面倒なことになってしまいました。読者諸氏はご存知かと思いますが、このちっこい所にちっこいデカールを均一に貼るのは非常にめんどいことで。うまく貼れたと思って油断してると、後々剥がれて来たり・・・
もう一つの面倒な作業。アンテナ線張り。例によってパンストを使いなんとか終りました。
2010 1/1(祝)
とりあえず、脚を閉じた状態での完成を見た雷電なのですが、脚を出した状態を最終完成にと考えていたので、もう一仕事。年内には終るだろうとタカをくくっていたのですが、去る12月27日、新型インフルエンザの予防注射を受け、その足で従兄弟のところに遊びに行った息子が、午後になって発熱、ダウンしてしまいました。翌日の検査の結果、新型インフルエンザと判明し、年末年始家族をあげての看病に追われてしまうという未曾有の事態に見舞われてしまいました。
ようやくそれが一段落した正月一日、ちょこちょことオソウザイのパックとキット部品を使って作ったのが、写真。色を塗ってパステルで汚しをかけ、デカールを貼って完成。フェアリング部の部品をなくしてしまったので、こんなところでまたまた無駄に時間を費やしてしまった。
ちなみに濃厚接触者となってしまった息子の従兄弟家族は年末年始にかけ次々と発病し、暮れの31日に発熱外来のお世話になるという大変なことになってしまいまいました。返すがえすも申し訳ない。・・・不思議と超濃厚接触者であった我々夫婦は発病もせず(私は若干体調をくずしましたが)無事新年を迎えることができました。というわけで皆様あけましておめでとうございます。
2010 1/8(金)
主脚、尾輪を固定し完成。撮影を始めてみたのですが、なんかやり残した気がして・・・いかん忘れていた。胴体側のタイヤフェアリング。これも部品がないのでちょこちょこと作って脚庫に穴をあけて真鍮線で埋めこみ、これで本当の完成。
白バックで撮影して見ました。時間をかけてのんびり作ったので、仕上がりは結構満足のいく出来になりました。
いや〜雷電4機目。さすがに飽きました。いずれこれらの大小雷電を使って、厚木空の風景を表現してみたいと思います。
まずはこれで終了。