ブラックバード?カラス? 九八式水偵を作る その2
2009 1/9(金)
エンジンわきの吸気口、装着して見ました。結構いい感じです。まあ実際問題、撮影ということになると多分翼に隠れてほとんど見えなくなる場所なのですが、このへんはほとんど自己満足。
ちなみに写真は、翼を上下ひっくり返して撮ったものなのですが、なんかこうもりかなんかをアップで撮ったみたいに見えます。
2009 1/11(日)
キットには無かったのですが、唯一の資料『日本航空機大図鑑』の挿絵(写真左)を見ると艇体頭部の偵察員席?には艇体横の窓以外に、天井に明り取り窓があるようです。こういうものを見ると、真偽ほども確かめずにすぐに作ってしまうのが情況劇場流モデリング。さっそくピンバイスで艇体に孔を開け、3mmの透明アクリル棒を差し、翼端灯の要領で窓を作ってしまいました。
2009 1/12(祝)
さて作ったのはいいが、マスキングの事まで考えていませんでした。3mmのアクリル棒なのに、3mmのポンチでマスキングテープを抜いて天窓にあてがうと少々小さい。サークルカッターでは10mm以下の円は切れないし・・・。しかたがないので適当な太さのランナーにコンパスの針を埋め込み、ピンバイスにくわえさせランナーにデザインナイフの刃を接着したサークルカッターを自作してマスキングテープを切ってみました。適当に作ったわりにはうまくいきました。
九八式がまずは順調に進んでいるので、他のキットに手を出すという悪しきクセが出てきました。写真のハセガワ雷電(1/72)です。また雷電を作ります。いつぞやニチモの九九式軍偵を送ってくれた、更に九七式中戦車で当方とコラボレーションした東京の友人が「作るように」と送ってくれたもので、私、彼からプラモデルもらってばっかりでいったいどうなってしまうのでしょうか。この間も『陸王』もらっちゃったし・・・きっと死ぬまで頭が上がらないでしょう。ともあれ、友人に感謝して、こちらも謹んで製作させていただきます。
それにしてもさすがに1/32こそないものの、ヨンパチからイッチョンチョンまでフルラインナップ、フルモーターライズというのは、一堂に並べて一斉にペラを回せば壮観でしょうなあ。全て厚木空所属のマーキングにしているので、基地っぽい写真を撮ってみたいと思います。
さてヨンパチ、イッチョンチョン、1/100とたてつづけに雷電を作ってきたので、何をどうするかは大抵わかっています。まずは、モーターを入れます。前作童友社1 /100雷電は、モーターの軸線が若干狂っていたようで時折ペラが回らなくなる、もしくは異音を発する状態のまま完成としてしまいました。なので今回は慎重に上下左右を調整しながらエポキシパテで固定します。
2009 1/18(日)
雷電の電気関係。前回1/100雷電より新規採用したコネクター式電源供給装置(大袈裟)。板ゴムに真鍮パイプを埋めこんで翼にエポキシ接着剤で固定。円内は表側(機体下部)この真鍮パイプの孔にオスコネクターを指しこんで電源供給します。まあ、コンセントのようなものでしょうか。
2009 1/23(金)
このキットにはパイロットが付いていないので、他のキットより転属。艇体内部のクルーも天窓から見えるので一応ご搭乗願いました。こうしてアップで見ると実に日本人らしい顔をしています。フラットベースを適宜投入しながらエナメルで塗ったのですが、光を当てると、どうしてもテカッてしまいます。フラットベースを入れ過ぎると白く粉が吹くし・・・難しい。
九八式のコクピット内部はデフォルトではなんもないので、伸ばしランナーなどで適当に。胴体を左右貼り合わせて搭乗員を乗せキャノピーで覆ってしまうと全然見えなくなってしまうのですが、気休めに作ってみました。一応手元にあった九四式水偵の操縦席のイラストを参考にしたのですが、ほとんどでたらめです。
2009 1/27(火)
艇体内部にメスコネクタを固定し、リード線を半田付けしました。
写真左のエンジンから支柱内の真鍮線、下翼(上下逆向きになってます)の真鍮パイプ、オレンジ色のリード線(まだ真鍮パイプと半田付けしてませんが)、メスコネクタ、艇体外のオスコネクタを経由して電源に至るという非常に面倒なことになっています。はたして完成した時点で、モーターは回るのでしょうか。それぞれがきちんと接触していれば問題ないはずなのですが、技術の低さゆえか、必ず齟齬が発生するのがお約束なので非常に不安なのです。が、心配ばかりしていても仕方がないので、とりあえず下翼を艇体に接着してしまいます。
艇体左右の「あい」はまあ良かったのですが、ところどころにヒケがあるので、エポパテで修正。