Zero、Jack、そして馬(笑)3種混合 07
2008 11/30(日)
機番と銘板をプリンタで出力して貼りこみました。
今回雷電とムスタングを作るついでに、米陸軍のコードレター用数字(上のステンシルな書体)と帝国海軍のコードレター用数字をストックデカールなどから下図を取り、イラストレーターにてトレスをしました。
帝国海軍の数字の書体は時代や所属によって違いがあり全てがこの書体ではないのですが、とりあえず横須賀航空隊の終戦頃の機体はこんな感じだと思います。(ちなみに『4』と『8』はサンプルがなくてトレスできませんでした)
それから、ムスタングのコクピット左下あたりに書いてある燃油などについての注意書(正式な名称は不明)も付属のデカールはあんまりだったので、ネットで色々漁って再生してみました。縮小してしまうとどうせ読めないのですが、こういうつまらないところに拘泥するのが私の制作方針です。
半光沢のトップコートをかけてエナメルシルバーでチッピング。シルバーではちょっと光り過ぎる嫌いがあるのですが、この後パステルで全体に汚しをかけるので丁度よくなる予定です。
2008 12/2(火)
裏側。エナメルのつや消しブラックでウォッシング。工場出荷時のピカピカの機体は、あっという間に歴戦のベテラン機になって参りました。完成はもうすぐだ。
2008 12/6(土)
粉にしたパステルの黒を適宜塗りつけ、パンストでアンテナ線を張り、キャノピーのマスキングを剥がして完成です。
輝度の高いモニターには映っていないかもしれないのですが、晴天の夕方に月が出ていたのでそれと一緒に記念撮影。逆光で細かいディテールが判らないのはいつもの私の姑息な手段です。・・・・・ちなみにピトー管の先端を差すの忘れてました。こうして見ると機関砲が太い。40mmはありそうです。
さあ、ムスタングも一挙に完成に持って行こう!!と意気込んでいたのですが、何たることか、また問題が発生しました。
伸ばしランナーでパネルラインを再現出来たので、凸モールドのリベットも伸ばしランナーで再生出来るだろうと、0.4mmのピンバイスで穴を開け、伸ばしランナーを埋めこんで見たのですが、作業的にも大変だし、ランナーが不均一で太さが一定しないし、なにより残っているモールドに比べ大きい。3つ4つくらいなら目をつぶれますが、片面の機首部分はほぼ全部直さねばなりません。
作業しているうちにだんだん嫌になってきました。先ほどから頭に去来するのは『パネルラインもリベットも全部削って彫りなおす』・・・しかし、ここまで来て・・・
実は、今朝(土曜日)は異常に早く目覚めてしまい、朝4時半からず〜っとこんなことばかりしていたのですが、昼頃になりさすがに疲労の極致に達し、ついに破壊衝動に囚われました。「もう結構!全部彫りなおす!!」
もうどんどんヤスってしまいます。今までモールドがあって及び腰になっていた部分もどんどん削ってしまいます。あ〜すっきりした。気を取り直して資料と首っ引きで苦手のスジ彫り。図書館から借りてきた本には1/72の3面図が載っているので丁度よかった。
彫りなおして見るとこちらの方が断然ウツクシイ。最初からそうしていれば良かったというのは後知恵で、子供のお付き合いで作りはじめたものだからスジ彫りなんて面倒なことは夢想だにしませんでした。
しかし、図面を見ながら彫っていくと、「こんなところに点検孔が。」「ここにもパネルの分割ラインが・・・」などと彫る場所がどんどん増えてきてます。2〜3日で終ると思われたスジ彫りも、しばらくかかりそうです。こんな調子では年内完成がやっとというところでしょうか。
2008 12/14(日)
ようやくスジ彫りが終了したところで、パネルの色変えをしました。なんだこの作業2週間前にもやったよ。まあしかし、その時と比べると全体的にかなりきれいに仕上がっているので、この2週間はむだではなかったさ。
ともあれようやくここまで来ました。さてカラーリングをどうするか。図書館で借りたオスプレイの本はとっくに返却してしまったし・・・(むろん必要なページはカラーコピーとりましたが)