スケール違いの雷電を作る 09
2008 6/7(土)
敵味方識別帯をマスキングして、クレオスの8番シルバーで下地を作りました。この時点ではリベットがきれいに見えて、というか少々うるさい状態に見えています。世の中には色々な航空機モデラーがいてはりますが、(なんで関西弁なんだオレ)どんなスケールであろうともリベットを打たねば気が済まぬという人がいると思えば、ヨンパチでも「表現がくどいリベットならない方がよいわ!」とうそぶき、デフォルトのリベットをパテで埋めてしまう漢な人もいたりするわけです。とりあえずわたしはヨンパチ以上のスケールにはあってもいいんじゃないかと思ったりしております。
2008 6/8(日)
え〜、昨晩高校時代の同級生等としこたま韓国焼酎を飲んでしまい、いまだに酔っている午前10時・・・という状態なのですが、吐き気をこらえつつエアブラシをもてあそんでおります。
昨日のシルバーの上に、下面色(三菱系明灰白色)を吹きマスキングします。この時マスキングの縁をちょびっと剥がして浮かすと、明灰白色と濃緑色の境目が自然な感じにボケる・・・はずなので、とりあえずそうしてみました。
そしていよいよ、エナメルの濃緑色を明るめに調色したものを吹いて行きます。明るめにしたのは、144の方をクレオスの三菱系濃緑色で塗ってしまい、その色に比べるとタミヤエナメルの濃緑色はかなり暗い感じがするので、そのギャップを調整するためです。(考証うんぬんでの調色でないところが、我ながら間抜けな訳だが)写真ではその違いは分かりませぬか。
全体に吹き終わると、今度はその濃緑色にさらに白を混ぜて濃度を落した色を吹きます。いわゆる褪色表現です。これを施すと機体に表情が出てきて、ただのベタ塗りに比べると、格段にグレードアップした・・・気がします。
2008 6/11(水)
下面のマスキングを剥がしてみると、うまい具合に濃緑色と明灰白色の境界がボケていました。
安心しつつスライドマークを貼り、乾くのを待って、いよいよ塗装の剥がれを表現していきます。ちなみに今回は日の丸マークもシールに頼りました。理由は・・・白フチを取るのがめんどうだったからです。
さて、剥がし作業。剥がし過ぎてぼろぼろの機体にしたくないので、極力少なくしようとしたのですが、ちょこちょこやっているうちに・・・
2008 6/16(月)
こっちをもうちょい、この辺は整備員がよく触りそうな場所だからちょいと、おっとバランスが悪いからここら辺も。などとやっているうちにぼろぼろになってきました。濃緑色の上からシルバーで描き込む方法ならふき取れるけど、剥がしの方法では後戻りはできません。こんなとき頭の中ではしきりにコマンドZコマンドZとリフレインが叫ぶのですが、これはパソコンの使い過ぎ。
2008 6/21 (土)
かげろうのたまごではありません。伸ばしランナーに絡め取った透明エポキシ接着剤です。編隊灯にします。
この透明エポキシ接着剤、100円ショップ『キャンドウ』で手に入れたものなのですが、最近は松本近辺の同店では扱わなくなってしまいました。これはまずい。非常に使い勝手が良かったのに・・・
2008 6/22 (日)
赤、青のアクリルで上記の球を塗ってデザインナイフで半分に切って、所定の位置に瞬間接着剤で接着します。
さて、嘆いていた透明エポキシ接着剤の入手なのですが、もしやと思い寄った実家近くの100円ショップで売っていました。ヨカッタヨカッタ。
ともあれ綿々と続いてきた雷電制作、いよいよ次ページが最終の予定。