スケール違いの雷電を作る 03
2008 3/30
まずはリベットツールに慣れるために、一番目立たないだろう水平尾翼から始めます。はじめのうち力加減がわからず満身の力を込めていたのですが、この文章を打っている4月11日現在、だいぶ慣れた今はあまり力を入れなくてもそこそこ痕が付くことを発見しました。ちなみに主翼裏、主翼表、垂直尾翼と来て、今は胴体側面にかかっています。道具を使ってしても時間がかかります。
2008 4/3
リベットを打つかたわら、144の方も進めています。前回の閃電の時のように真鍮パイプを電極がわりに中には1本だけリード線を通し、主翼にエポキシ接着剤で固定しました。
中々進捗しないので、少々投げ出したくなっている自分を感じています。やはり、同機種を並作するのはあんまり面白くないぞ。
2008 4/4
ひたすら打ちつづけ、主翼表面が終わりました。
ここまでは平らな面なのでまあそんなに難しくはないのですが・・・
2008 4/4
いよいよこの作業のクライマックス、胴体部分に入りました。ひたすら丸メカニックと首っ引きで下図をひいてはリベットツールを押し当てる作業が続きます。胴体は翼にくらべ複雑な多面体で出来ているので慎重にリベットツールを転がしていくのですが、力が入っているので、勢いあまって先端のギヤが暴走することもしばしば。仕方ないのでその部分はラッカーパテで修正しつつ先に進みます。
2008 4/13
144の雷電。写真のようにモーターから来る2本のリード線のうち、マイナス(青)は黄色い延長線をつけて真鍮パイプの中を通します。プラス(赤)は真鍮パイプに半田づけします。この状態でリード線を胴体内に押しこんだりしながら主翼を胴体に接着。尾翼も接着し、ようやく『士の字』に。
2008 4/13
カウルと胴体の接合がいまいちです。結構隙間があります。黙殺も考えたのですが、真横から写真を撮ると目立ちそうです。どうせ胴体と主翼の接合部分をパテで修正しなければならないので、ついでにこの部分もパテでつぶして排気管はプラ棒かなにかで置き換えてしまうつもりです。
アンテナ支柱は、扁平にして先端に向かって細くなるようにヤスリ掛けした真鍮線をパテできっちり埋め込みました。
2008 4/15
最後のお楽しみ、いや苦行はカウル部分。どういう訳かこんな複雑なリベット痕が付いています。図面と首っ引きで下書きをしたのですが、片一方を描いてそれを反転した状態でもう片方に写そうとすると、これがなかなかうまくいかない。たぶん、私の頭の構造は図形を認識して展開することが非常に苦手なようで、それは高校の数学の成績に如実に現れています。なにしろ10段階評価で1を取ったことがあったほど。いやいやこれ、ちょっと自慢です。子供にこの脳構造が遺伝しないようにと切に望んではいますが・・・