仇役としてのB29スーパーフォートレスを作る その4
2008 1/31
はい、全景です。震電に負けて機種統合整理の憂き目にあった三菱『閃電』です。またこんなマイナ〜な機種どこから探して来たんだろう。オレ。
これはキャンバスというところから出た『間に合わなかった傑作機』シリーズで、近くの玩具屋の入り口にあるガシャポンで手にいれたものなのですが、この玩具屋はオモチャ屋のくせに幼児の立ち入りは禁止するわ、店員は客が全員早死にすればいいといった顔で客あしらいをするわ等々、沙汰の限りを尽くす、いまどき珍しい凶悪な店なのでちょっと贔屓にしています。
2008 2/2
さて三菱系濃緑色を塗ったら最後にデカール処理をして仕上げです。手持ちの日の丸デカールをポンチでくりぬいて日の丸にしました。ポンチでくりぬくと、デカールの縁が欠けたりするので困ってしまったのですが、これ、裏からつまり台紙の側を上にしてポンチを当ててとんかちでガツン!とやればデカールに傷が入らないことが判明しました。
2008 2/2
あらかじめマスキングで抜いてあった白フチの上に貼りこんで、マークソフターを筆でちょろちょろと・・・あれ?デカールが溶けてしまった。あらら白縁の塗料も溶けてきた・・・なんだなんだ・・・わ!これマークソフターじゃねえぞ!!!メタルプライマーぢゃねえか!わ〜わ〜わ〜しまった〜!!!
ってこんな俺は今年かぞえで45歳。
2008 2/2
以前にも1度やった失敗ですが、またやってしまった。仕方がないので、サンペで削りなおし、マスキングをしなおし、白→下面色→濃緑色の順で塗りなおしました。アズテックエアブラシはノズルと塗料カップを交換すれば、メンテフリーで吹けるのでドンドン作業を進めることができました。
一体このエアブラシは、ちょっと濃度が濃ければ詰まるし、うがいが出来ないなど、気難しい子供のように扱いづらいのですが、今回だけは素晴らしい道具だと思った次第です。
これ・・・白フチ太過ぎ・・・
2008 2/2
久しぶりにデカールを自作しました。中隊長機を表す稲妻1本と部隊番号、それに銘版です。
稲妻は特色ホワイトを打った上にイエローのベタを乗せたのですが、やはりちょとうすかったか。
一応352空仕様にしたのですが、やはりそれはこの稲妻マークを入れたかったから。実際、部隊配備されていたらどうなっていたのでしょうか。
2008 2/3
濃緑色仕上げの日本機にお約束のはげちょろ塗装を施しました。ドライブラシで『らしく』しようと考えたのですが、通常の面相筆で作ったドライブラシでは大き過ぎて小回りが利きません。しかしそんな小さい面相筆はなし。
なければ作るというのが情況劇場流モデリング(んなエラソ〜な)。筆なんて毛を束ねただけのものずら。髪の毛ならいくらでもあるぞ・・・最近ちょっと寂しくなったけど・・・というわけで、自分の毛を適量切って束ね、根元を瞬間接着剤で固めピンバイスに差してオリジナル筆の出来あがり。
2008 2/3
トップコートをかけて、いよいよキャノピーのマスキング剥がし。この作業はもうほとんど、船の進水式のようなもので・・・
で、剥がした訳なのですが・・・嗚呼。キャノピーの後方部分が白濁しています。これはやはり瞬間接着剤の着けすぎ。・・・かくて世界初のモーターライズ『1/144閃電』(こんなマイナーな機体をモーターライズする人は日本中探しても居まい。日本で初めてなら、多分世界初だわな。・・・もし他にこんなことされている方がいたらご連絡ください。)は進水と同時に重大な欠陥が露呈されたのでした。とはいうものの、高高度でキャノピーが曇ったという言い訳もできるし、撮影の腕で(おいおい)カバーも効きそうだから、まあここはひとつ、なかった・・・ってことに。