仇役としてのB29スーパーフォートレスを作る その2
2008 1/5
B29だけ作っても当情況劇場的にはつまらない為、相手役を作ります。写真です。これは何でしょうか?まあ、しばらく内緒にしておきましょう。って、6枚ブレードのプロペラで大体分かってしまいそうなのですが。144の食玩(がしゃぽん)です。
こいつにモーターをぶちこんでモーターライズ化してしまおうという訳です。とにかくなんでもかんでもモーターを入れてしまうというのが、私の制作姿勢で。最近では嫁をモーターライズにしました(うそ)
2008 1/6
本来エンジンが入っている場所がちょうど断面積が広く、なおかつ翼の接合部分でここならあまり色々やらずにモーターが入りそうです。デザインナイフと彫刻刀の丸刀、精密ドライバーのマイナスを平刀替わりに、さらにダイソーのツメのカタチを整えるモーター入りのものを(名前がわからん)ルーターがわりに、なんとかモーターを入れるスペースを確保しました。
気をつけながらデザインナイフを使っていたのですが、お約束のごとく刃先がすべり左手の指に刺さること2ヶ所。新春血まみれモデリングになってしまいました。
2008 1/6
B29も進めます。このキット、惜しむらくはパネルラインが凸モールドになっていることです。んなことど〜でもいいじゃねえかイッチョンチョンだし。とも思うのですが、初めて作った飛行機モデル(タミヤの疾風)が凸モールドでその仕上がりのひどさ(無論私の腕がないせいだか・・・)がタイガーホースいやトラウマになってしまっていて、パネルライン凸モールド恐怖症になっている私がここにいる。という訳なのです。
しかたがないので大のにがてのスジ彫りをすることにします。めんどくさ〜
2008 1/6
ガシャポンの方は素のままではいかにもチャチです。これは144の宿命なのでしょうが、見た目に一番おかしいと思えるのはパネルラインでしょう。縮尺の割に太過ぎます。特にこの某メーカーは俗に言う『運河彫り』です。さらに、翼が厚すぎるというのも気になります。なので、特に翼を中心にどんどんサンディングしてしまいます。パネルラインなんか消えてもかまいません。もともとこの縮尺でパネルラインが見える方が不自然だ。・・・じゃあ上記のB29はどうしてスジ彫りするのか。という疑問が・・・
2008 1/9
まあそんな私の心の中の整合性などはどうでもいいとして、モーターを仕込んだら次は配電方法および撮影用持ち手の固定方法です。通常ヨンパチやナナニーはモーターから来る細いリード線を、持ち手のアルミパイプに通して外部に出すのですが、このサイズで通常のアルミパイプ(外径3mm)を使うと太過ぎます。
思案の結果、真鍮パイプの細いやつ(外径1.2mm)にモーターから繋がるリード線を1本だけ通し写真のように本体に固定します。(この真鍮パイプの太さではリード線を2本通すのは無理)で、もう片方のリード線は本体内部で真鍮パイプに半田付けします。真鍮は電気を通すので、これがもう片方のリード線の代りになります。
ちなみに細いリード線の調達方法ですが、パソコンのSCSIケーブルの中にそれこそ宝の山のように詰め込まれています。USB全盛のこの時代、昔は高価だったSCSIケーブルも今はただ同然で手に入ります。おまけにそのリード線を極細の金属線で編んだ筒で覆っているので、それをほぐせば極細金属線も手に入るという、まさにエコモデリングのための素材です。
2008 1/19
B29です。綿棒の柄を輪切りにした排気パイプを付けました。144とはいえ、色々ディテールアップを施していると、なかなか完成が見えてきません。ついに1ヶ月を越えてしまいました。正月休み明けには完成している予定だったのですが・・・
それでも、大方のスジ彫りは終了してとりあえず両翼には軽くサフをかけて仕上がり具合を見る状態までにはなりました。