仇役としてのB29スーパーフォートレスを作る その1
2007 12/16
さて今回は『B29』。日本人にこれほど膾炙している米軍の飛行機は他にないでしょう。現に飛行機には全く疎いウチの嫁さんも知ってました。実家の母に至っては上空を飛ぶB29を目撃しているそうです。(本当だろうか・・・)
このにっくき仇役を作って色々な飛行機でいたぶろうというのが今回の主眼・・・ではないのですが、本土防空のシーンを再現しようとするとB29は避けて通れないので、この際作ってみようという訳です。
2007 12/16
なにはともあれモーターライズです。144とはいえB29はでかい。エンジン部分にはなんとか極小のモーターなら入りそうです。そこで手に入れたのが振動モーター。携帯電話などに入っているモーターです。これをヤフオクで発見したときは狂気いや狂喜しました。喜びのあまり40も購入してしまいました。・・・俺、馬鹿?いやいや40あっても、B29と富嶽を4機づつ作ったらお仕舞いだぞ。って作る訳ねえか。
さて問題はモーターの軸についている分銅をはずす事なのですが・・・
2007 12/20
なにしろ小さくて華奢な作りのモーターです。分銅をライターであぶったり、ラジオペンチで力まかせに引き抜くのは無理です。そこで写真のような工具を作りました。作りましたといってもダイソーのピンバイスのビット部分を抜きとってモーターの軸よりやや細いピアノ線を差しこんだだけのものなのですが・・・
2007 12/20
分銅部分を万力に挟み(モーターの径の方が大きいので分銅部分のみを挟むように金属のかませを挟んでいます)先ほどの工具を分銅の穴に差しこみ、ピンバイスの尻をとんかちでコンコンと叩くと、徐々にモーター軸が分銅から抜けていきます。抜け落ちて床にぶつかりモーターが壊れる恐れがあるので、万力の下には受け皿を用意しておいた方がよいうでせう。
2007 12/22
エンジ回りの部品です。144にもかかわらずエンジンが前後列に分かれていたりカウリングが別部品だったりとなかなか凝っています。って1/144の模型って初めて作るんですけど。大体、米国ミニクラフト社というこのメーカー名からして初耳で。有名なメーカーなのでしょうか。
2008 1/1
モーターを固定しました。年末の狂乱的なスケジュールを縫いつつともあれここまでたどり着きました。さすがに、イッチョンチョンは全ての部品が小さいので回転する部分のすり合わせには苦労しました。あと、モーターを固定するのに始めて使ったwave社の『ミリプット』エポキシパテ。どんなんかな〜と心配だったのですが、一晩寝かしたらキッチリ固定してくれました。今まで使っていた物に比べて固まるのが早いのでよろしいかと。
2008 1/6
首尾よく4つのエンジン回りを処理して通電してみました。3.6Vの電圧をかけると、ご覧のとおり全エンジン気分よく回ってくれました。
ところで、年始そうそう貴様はこんなことばかりしておるのかと、お怒りの向きもございましようが、私とて人の子であり人の親。子供やら姪、甥を引き連れてスキーに行ったり、近所の里山にソリ遊びに行ったり、ラジコンヘリを飛ばすといきまく息子に付き合ったり、夜は毎晩親戚の人々と宴会だったりと私はもうヘトヘトでござるよ。(突如泣きを入れてみた)