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めざせシンガポール!『銀輪部隊』制作始末03
雑記
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2007 10/8
 スポークを張る順番ですが、一般的な方法は左記の様です。すなわち1番の穴からテグスを入れ車軸にひっかけ反転、3番の穴から出す。以下5番から7番、9番から11番、同様に2番から4番云々。なのですが、これを試作品で実際やってみてこの作業がいかに難しいか体感しました。最初のうちはいいのですが、だんだんスポークが密になってくると、『0.1mmのテグスを0.3mmの穴に通して接着し、車軸にかけて反転した後、0.3mmの穴に通し接着する』などという行為は、脳腫瘍の摘出手術のごとき困難を伴います。
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2007 10/8
 そこで私が神のごとき知能を絞った結果、対角線上に張るという方法を編み出しました。図のように1番穴から入れ、車軸の左を通り対角線上にある19番の穴から出す。2番は同様に20番へ、3番は車軸の右を通り21番へ。
 この方法だと車軸にひっかけて反転する作業がないので、非常にらく。そして多分見た目は問題ないはず。
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2007 10/8
 案の定非常にスムーズに作業がすすみました。『試作品』に比べかなりきれいな仕上がりになっています。後は余分なテグスを切ってサンペなどで、瞬間接着剤のでこぼこをきれいにして前輪OK!と、思ったのですが。
 スポークの何本かが緩んでいます。『スワ!こは如何に?』とお侍のごとき叫びを発しつつよく見ると、接着が不完全で穴から抜けているのでした。仕方がないので、緩んだスポークははずし、接着されている方はもう一度ピンバイスで穴を開け直し、再びテグスを張りなおしました。
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2007 10/8
 なぜ何本か抜けてしまったのでしょうか。問題は接着方法にありそうです。図はグレーがタイヤの断面、緑がテグス、水色が瞬間接着剤を表します。
まず、テグスを穴に通し、図のように接着剤を着け矢印の方向へずらして、接着剤が穴の場所に来たところで止めます。これで片方はOK。
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2007 10/8
 もう片方は、テグスをぴんと張った状態でタイヤの外側から穴に接着剤を注入します。が、問題はここだ。接着剤の表面張力かなんかのせいで、穴の中に浸透していかないのです。なので、一見接着されたように見えてもテグスの余計な部分を切ってペーパ掛けをすると、穴に浸透していなかった個所のテグスは外れてしまう。という訳です。
 さて、ではどうやって穴の中に確実に接着剤を注入するか・・・
2007 10/15
 とりあえずあまりいい案が浮かばなかったのですが、まあ空気を吹きかければいいかなと、あの鼻詰まりのときシュッシュとやる点鼻薬の容器で接着剤を着けた部分に空気を吹きかけてみました。結果的にはこれがうまくいって、スポークは全てしっかり接着されました。後輪もこの方法で行い、完成。
 さて写真はフレーム部分です。とりあえず帝国陸軍の銀輪部隊には着いていなかった工具箱?と手押しポンプは削除します。サドルもキットのままではちょっとつらいので切りとって細工をかまします。
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2007 10/15
 ここまで出来た時点で仮組み(といっても平面上に並べただけだが)して見ます。なかなかいい按配です。
 しかし、ここまではとりあえず先人達の作例を参考に作ってこれましたが、ここから先は、資料の少ない日本製自転車の軍用車です。ディテールアップをどうするかという問題が横たわっています。
 例えば、前後ブレーキはどういった形状なのか、灯火は付いていたのか、チェーンは剥き出しだったのかなど、分からないことだらけです。
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