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九九式襲撃機(軍偵)製作記録01
2007 5/16
今回は陸軍九九式襲撃機(軍偵)です。ニチモの古いキットです。
実はこのキット、十数年前、東京の友人が高知の友人のところに遊びにいった時に購入したものらしく、買ったはいいが作るのがめんどーになったとかで、死蔵されていたものを頂いたという曰くの品です。ちなみに私も高知でその時(だと思う)、エイリアン2のドロップシップを買ったのですが、作るのがめんどーで作っていません。まあそれはともかく、今回はこれを作ります。
2007 5/16
さて、いつもいつも適当なデッチ上げの模型づくりばかりしていて内心忸怩たるものがある昨今なので、今回はちゃんと資料を購入して、考証の方も心がけたいと思い、ヤフオクで購入しました。『丸メカニック』。これでもう、『ドンと来い考証』だ。
九九式襲撃機というと、漠然と終戦直前の北支をイメージしていたのですが、丸メカを読むと、開戦劈頭のシンガポール攻略戦に大活躍しているようなので、テーマは華々しくも『マレー電撃戦』にしました。
2007 5/16
まずは、恒例のモーターライズです。ニチモのキットは初めてなのですが、エンジン回りの部品を見て、一驚しました。左の写真のように、減速機の頭の部分とエンジン前部以外はほとんどカウルの中に隠れてしまうのに、これだけの部品があります。左から、減速機室、エンジン本体、給気管、排気管、エンジン後部部品、更に写真に映っていませんが滑油タンク、防火壁と続きます。せっかくここまで再現してあるのに、ここにモーターをいれなければなりません。
2007 5/20
機体前方から見える、減速機とエンジン本体は活かさないわけにはいきません。給排気管も活かします。その後ろにモーターを入れたのですが、仮組みするとどうしても防火壁にモーター後部が当たってしまいます。事前のあやしげな計算によればギリで防火壁直前で入りきるはずだったのに。仕方がないので防火壁に穴を開けてモーターの尻部分を差しこみます。つまりコクピット内にモーターは進入してしまうことになりました。
2007 5/20
セットするとこんな按配です。機体内部を青竹色に塗ってありますが、これについては後述します。
エンジン、モーターなどをしっかり接着してから、なぜ計算が合わなかったのか分かりました。エンジンの組み合わせが逆です。前列と後列を、例えていうなら手のひらを合わせるような形で組み合わせなければならないところを、手の甲同士を合わせてしまった状態で組んでしまったのでした。おかげでエンジンとカウリングが干渉してその分後ろに推してしまったという訳です。ワハハ。笑うな。早速のミスで早くも気分はなえなえです。
2007 5/19
エンジンはMrメタルカラーのステンレスで塗ってみました。塗って綿棒などで磨くと金属光沢がでるやつです。塗ってからハタと気がついたのですが、こんな複雑なモールド、どうやって磨こうかしら。・・・うあ!えらいこっちゃ!どうしよ。約3秒の沈思黙考の末、剛毛の筆で所かまわずなでくりまわすという方法を編み出しました。いい按配です。
2007 5/20
毎回毎回同じような作業ばかりしていては製作記録的にも面白くないので、今回は新機軸!陸軍機特有の着陸灯をムギ球で光らせてしまいましょう。翼の厚さがあるヨンパチならではのギミックですな。
たまたは、子供の壊れたおもちゃから取り出してあったムギ球があったのでそれを使います。なんか行き当たりばったりな企画だな。おまけに着陸灯って片翼だけにしか付いていないと思ってたら、九九襲撃機は両翼についてるのね。って俺そんな事も知らんでよく飛行機モデラーでございますなんて言ってられるな~(赤面)