2007 3/25
調子にのって、伸ばしランナーでループアンテナを作ってみました。
それにしても何度も言うようですが、1/700というのは実に途方も無いスケールだと思うわけです。計算上、模型上の0.1ミリが実際には7センチになってしまう訳で、そうすると人の背丈が2.4ミリに。空中線が仮に直径2センチだったとすると、0.028ミリという数字になります。リアリティを求めるなら、艦上に作業中の乗員などを配置しなければならないのですが、これでは無理。また、空中線も張りたいのですが、材料に苦労が予想されます。
重巡洋艦『那智』制作記録04
2007 3/26
後部マストとクレーン。クレーンはほとんどただの棒です。まあ、エッチングパーツを使うつもりもないので、看過してもいいのですが、悪あがきでピンバイスで穴を開けて見ました。・・・ますますみすぼらしくなってしまった。エ〜イ!!これも作ってしまえ。
2007 3/26
後部マストは既成のキットと0.4mm真鍮線を組み合わせて作りました。クレーンは、道端に落ちていた何らかのブラシの毛の束(プラスチック製・0.3mm程度の直径)を縦に4本櫓状に接着し、伸ばしランナーでトラスを表現してみました。なんか、うまくできたような、なんだこりゃなような。なんにしても実物を見たことがないのでよくわかりませんが、私は満足しています。
それにしても、道に落ちてた何らかのブラシの毛を拾ってくる俺って・・・・
2007 3/26
そんな訳で上部構造物を仮に並べて見ました。いや〜かっこいいではないか。飛行機と違って軍艦は狭い範囲にゴチャッと物が集まっているので、このゴチャッの密度が濃ければ濃いほど雰囲気が出るような気がします。
ともあれ、インフルエンザに冒されつつ、会社の異常な忙しさに妨げられつつ、いまいましい町会の衛生部長の仕事に閉口しつつ、製作を続けてきた甲斐があったというものです。(ヂヂイのグチと思って聞き逃されたい)
2007 3/26
上部構造物の主な物を軍艦色でぬりました。煙突の上部はタイヤブラックで塗ってマスキングしてあります。
2007 4/5
砲塔の上に乗る空中線支柱は、真鍮線を使って半田付けに挑戦してみました。ハンダゴテは小学生のころからいじってはいたのですが(電子工作にはまっていた時期があって)模型作りには初めて使用してみました。慣れないと、どうしても大量にハンダを付けてしまい(写真参照)ゴッテリとみっともなくなってしまいます。
2007 4/5
砲塔には穴を開けて支柱を差しこみました。アンテナ線を接着して引っ張ったり色々していると、この辺を頑丈に作っておかないと、まず間違い無く取れたり折れたりしてしまいそうなので、念入りに作業しました。
主砲は、真鍮製の別パーツを使用すると見栄えが全然良くなると、モデルアート誌をはじめとして各モデラーも推奨しているのですが、もう少し腕が上がってからにしましょう。砲だけ妙にリアルでも仕方ないし。