2007 2/12
さてそんな訳で、那智を作ります。ナチナチナチナチココナッチ。すまん。九四式水偵のバックに母艦である重巡洋艦那智を置きたいがために、製作を思い立ちました。
軍艦を作るのは初めてです。作り方はまったく分かりません。素で組めばなんとかなりそうですが、それでは面白くないので、とりあえずネットでその手の方々の製作方法を学ばせていただき、四十の手習いをしようと思います。
重巡洋艦『那智』制作記録01
2007 2/18
まずは舷窓の穴を深くします。写真では分からないのですが、キットのままでは、穴が浅く、明るいところで見るとめくら穴であることが一目瞭然。
どうせ、水偵のバックに遠景で置く脇役だからどうでもいいやとも思うのですが、その製作態度がミスを生み、ひいては印刷機が回ってしまいとりかえしがつかなくなり、値引きの上刷りなおしという恐ろしい事態をシュッタイさせてしまうのだ馬鹿者という社長の顔が頭をよぎったので、手抜きはやめました。(一部実話)
2007 2/18
赤い部分の船底と水上部分を貼り合わせました。なんだ昔の船は船底が平らだったのかなどとボケをかましつつ、なんで平らにしたのかとぼんやり考えたのですが、作業してみてわかりました。『ちゃんと置けるので作業しやすい!』ソウカソウカ、ソウイウコトカ。
繋ぎ目の段差をパテで整えました。船首部分の碇は同梱のドレスアップパーツ?にあるので、どんどん削ってしまいます。
2007 2/25
先達たちの製作方法を拝見すると、軍艦には舷外電路を真鍮線で自作せよとあります。多分舷の外に付ける電線の一杯つまった管でしょう。(違う?)ともあれ私もそうします。
が、これだと思って付けた真鍮線は多分太過ぎ!まあ、いいかモデル映えがするし。(オイオイ)
2007 2/25
さらに、先達たちはこう教えます。『エッチングパーツの手摺りを取りつけます。』写真を拝見すると、甲板上をぐるっと手摺が取り付けられています。自慢じゃないですが、私、エッチングパーツを使ったことがありません。いや別に主義とかではなく、単に金がないからなのですが。
しかし、手摺があるとないとでは仕上がりにすごい差が出そうな気がします。ここはひとつ、手作りでいってみよう。ちょっと正気の沙汰とは思えないのですが、やってみます。まずは、ケガキ針で、手摺の支柱の位置に印をつけていきます。
2007 2/25
0.6ミリのピンバイスで穴を開け、伸ばしランナーを瞬間接着剤を着け植えこんでいきます。伸ばしランナーが均一の太さにならないため、何本も何本もランナーを伸ばし、丁度いい太さのものを選んでいきます。ちなみに0.6ミリの穴に入るということは、おそらく0.4ミリ程度の太さだと思うのですが、これを実寸にすると700倍で28センチの支柱ということになります。28cmってほとんど電柱。・・・・多分オーバースケールです。が、この太さではじめてしまったのでいまさら変えるわけには・・・・・
2007 3/4
伸ばしランナーを植え終わったら、極細のテグスを横に2本渡し、支柱に接着します。
と言葉にすると簡単なのですが、ちょっとどうかしているような作業をしているある日、プラモ好きな友人と電話をしていてこの話をすると、「エッチングパーツがある昨今、手摺を自作するのは修行僧のようだ」と呆れられました。まあ、たしかに。
とりあえず後甲板部分は終了しました。白サフを吹いて見ると、結構いい感じです。ただし、アップで見るのは不可。