2007 1/5
水平尾翼には0.5mmほどの白い線が放射状に入ります。デカールが付属していますが、ここはひとつ、塗りでいきます。まず写真のように白サフを吹いた上に0.5mm幅に切ったマスキングテープを貼ります。このまま赤を吹いてもいいのですが、これだとどうしてもにじみが出ます。裏技としてツヤ消しクリアを吹けばにじみがでないそうなので、それを応用してマスキングした上から、もう一度軽く白サフを吹いて見ました。
川西九四式水上偵察機、呉二号式射出機制作記録03
2007 1/6
胴体後部には赤い帯が入り、そこに銀ふちのついた『ナチ-1』という文字が入ります。この赤帯も銀ふちの部分が抜けた状態のデカールがついているのですが、やはりペイントでいきます。デカールをスキャナで取りこみプリンタで出力し、カッターマットに貼ったマスキングテープの上にペーパーセメントで貼り、デザインナイフで慎重に切っていきます。
切り出したナの字とチの字の太ったもの(胴体反対側は-ハイフンと1の字)を胴体に貼りこみます。
2007 1/7
ごちゃごちゃとマスキングについてつまらない薀蓄を垂れ流しましたが、とにかくここまで塗ってしまいました。結果的には尾翼の白線は(私の技術にしては)非常にきれいに塗れました。フロートも自分にしては上出来です。
ところが翼面下に、赤い飛沫が飛び散っているのを発見してしまいました。それを直そうとシルバーを吹くと今度はフロートにシルバーの飛沫が!それを直そうとすると本体に赤褐色が付き、次は機首部分のつや消しブラックに銀の飛沫が。結局全てなおしたのですが、俺は昔のまんがか。という美味しい展開になってしまいました。
2007 1/13
主翼上面のナチ-1というマーキングもマスキングテープから切り出しました。やはりにじまないようにと思い、シルバーを吹こうとしたのですが、面倒くさくなりサフを吹いてしまいました。(サフ用のブラシはいつでも使えるため)
結果、サフの白いにじみが出てしまい、台無し。これならデカールを貼った方がよかった。やっぱ、酔っ払って作業してはいけませんな。
2007 1/14
くだんの失敗です。写真じゃよく分かりませんが。
気を取りなおして、主翼にもパンストで張り線をしました。が、桁と翼と胴体に挟まれた狭いスペースでの作業になり、物凄く苦労しました。この辺はやはり経験不足。作業行程をしっかり考えないと。
なんだか、完成に近づくにつれ、致命的な失敗が増えてきました。完成が近くなるとどうしても焦ってしまい雑になりがちです。
2007 1/22
搭乗員。顔や体はいいのですが、いかんせん腕が・・・オープントップの飛行機は搭乗員が丸見えになるので、この腕はいただけません。昔の漫才のキメポーズみたいです。『冗談はよせ』みたいな。
ここまできたら搭乗員も改造です。1/72みたいな小さなものを私の技術でどこまで改造できるのでしょうか。へたを打つと文字通り抹殺してしまいそうです。って冗談はよせ。
2007 1/25
改造を施しました。腕は切り落として、骨組みとして真鍮線を埋め込み、パテを盛って作りなおしました。首も全員同じ方向を向いているので、ノコギリで切ってそれぞれ向きを変えています。(首を切るのは嫌な感じがする俺って気が小さい?)
だいぶ良くなったでしょうか。え、大して変わりない?・・・冗談はよせ(しつこい)