2006 10/7
お亡くなりになったと思っていたデータが生きていたので、多少前後します。左写真が、左からキット付属の純正前輪、シャツのボタンから作ったニセのタイヤ、シャツのボタンです。見ての通りタイヤのほとんどがスパッツに隠れてしまうため、こんなごまかしが効いたのですが、スパッツのない剥き出しタイヤの機体であったら、私の神風制作記はここで打ち切りになっていたでしょう。嗚呼。
三菱雁型通信連絡機『神風号』制作記録05
2006 10/9
前述の『プラホビー』の図面からおこした型紙を使ってマスキングテープを切りぬきます。慎重に左右対称になるようにマスキングテープを貼りこみ、不必要な露出部分はすべてレジ袋で包み洗濯バサミなどでとめてしまいます。
この作業が適当だと、マスキングを剥がした後に「ゲッ、こんなところに色が着いちまった!」という、制作記的には面白くても、本人はちっとも面白くない状態が惹起します。特に晩酌後の深夜の作業なんかは危ないやね。
2006 11/19
ばたばたとデカールを貼って、トップコート(半光沢)をかけて完成しました。デカールはちゃんとしていたのですが、際まで切りこんで貼らなかったため、シルバリングをおこしてしまいました。ここまで、自分にしてはきれいに仕上がっていたので、非常に残念です。
今回は、展示台も作ってみました。(残念ながら狭い3DKの団地には飾るところがないのですが…)撮影もほぼ完了。いよいよ『亜欧大飛行』公開間近です。
追記/グラマンの開腹手術
今回作ったグラマンを外に持ち出し撮影していたら、『グチッ』という音とともにプロペラが回らなくなってしまいました。もともとなんか胡散臭い回転のしかただったのでなんか変だと思ってはいたのですが。
胴体内の構造は左の図の様になっています。実は、アンテナ支柱を真鍮線に変えた時、どうせなら長い方が安定がいいだろうと長く、つまり胴体深くまで差し込んで接着したのですが、しっかり接着出来ずグラグラした状態のまま放置しておいたのがまずかったらしいのです
つらつら考えるに、どうもアンテナ支柱がモーターとプロペラシャフトのジョイント部分に干渉しているのではないか。アンテナ支柱のおイタが過ぎてジョイントが抜けてしまったのではないか。という結論に達した私は、しばしためらったのち、やおらグラマンの腹にデザインナイフを突き立てました。
普通にプラモデルを作っていて、完成したものにいきなりドスをいやデザインナイフを突きたてるという行動はまずしないでしょう。まあ、あまりの出来映えの悪さにおののき、ハッと気がついたら作品をめちゃめちゃに叩き壊していたなどという天才肌のキ印モデラーの人がいないとも限りませんが。
とにかく、こんな経験めったに出来ないというのがこんな事まで載せてしまう所以です。
さて、デザインナイフを突きたてるというのはまあ大袈裟で、実際はナイフの背で何度も何度も切りたい線に沿ってスジをつけていったのですが、やがて左の写真のごとく腹に穴が開きます。腹の中に見えているのは、内臓脂肪。ウソ。胴体接合時にパテを盛った時にはみ出たものです。
アンテナ支柱
プロペラシャフト
ジョイント
モーター