2006 8/8
グラマンもモーターライズしてしまいます。
こっちは機首部分にスペースがないので操縦席後ろにパテでモーターを固定して、真鍮棒の延長軸でペラを回します。つまりエアコブラ方式。「こんなので回るのかな〜」という心配をよそにうまくいきました。ただし、若干軸がぶれていると見え、異様な振動と音がします。「こ、これは雷電が直面した問題…なるほど〜。堀越技師の気持ちが分かる気がする。」
なんかとんでもないこと言ってますけど。
三菱雁型通信連絡機『神風号』制作記録02(併作…グラマンF4F)
2006 8/9
グラマンのキャノピーのマスキング。小さいので結構大変でした。が、日本海軍機や、これから作る神風号に比べれば楽なもんです。
2006 8/11
胴体裏、つまり腹部分は前述の通り全然合いません。必然的にパテの登場となりますが、きれいに本体と面一にするために新兵器登場。「エビス堂のモゲラーの本web版」というサイトの「サンディング補助具を作ろう」というとこにあった電動歯ブラシを使った物です。(写真下方)写真ではサンペを四角く切って貼ってありますが、ダイソーのポンチで丸く抜き出せば完璧です。非常に使いやすいのでオススメです。
2006 8/17
カウリングにカウルフラップなどをスジ彫りしました。リベット痕もピンバイスでつけてみましたが、いやはやとてもアップではお見せできません。やはりしかるべき道具と経験が必要でしょうか。
サーフェーサーをかけて不具合な部分は修正します。
2006 8/18
神風号も若干進展しています。飯沼飛行士、塚越機関士に着彩して着席です。それにしてもこの狭いコクピットに詰め込まれ、よくぞ英国まで飛行したものです。先人たち恐るべし。
キットは左右きれいに合い、とりあえずはあまり修正の余地なしです。
さすが軍偵だけあって、後部座席(偵察員が乗るところでしょうか。)には、足元や左右にのぞき窓があります。
2006 8/20
で、またグラマン。一度サフをかけて修正したあと、ミスターカラーのシルバーで下地塗りをします。不必要なのかもしれませんがこれをやっておくと、後々この上にかける仕上がりの色がその後の作業過程で剥がれて、塗料の劣化によるハガレ具合がいい按配に再現できるからです。塗料の劣化によるハガレは日本機に顕著ですが、米軍機だってそりゃ多少はあるでしょう。
2006 8/20
本塗り。塗装色の指定もないし(あったとしても英空軍機マートレットとしてでしょう。)確たる資料も入手できないのでネットで集めたモデラーの方々の作品とイラストをもとに色を決めました。大体、『機体の色』もしくは『全ての色』は光のあたり方から始まり、写真の撮り方、スキャニングなどによって全然変わってしうものなので、私のスタンスは『適当でいいや』ということになっています。これは考証派の方々からは逆賊のように思われるかもしれませんが、まあまあ穏便に。(そんなエラ〜イ人たちはこんなHP見ねえよな。)