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2006 5/7
タミヤゼロは、赤城の板谷少佐機がモデルです。タミヤのデカールにも板谷機用の物があるのですが、機番が『AT-101』になっています。が、色々調べてみると、真珠湾攻撃時板谷少佐が搭乗していた機体は『AT-155』だったらしいのです。長機だから101じゃないかと思うのですが、何らかの理由で155になったのでしょうか。ともあれ、タミヤのデカールは使えません。そこで今回初めてデカールも自作してしまいました。せっかくだから他のマーキングも作り直してしまおうと、まずネット上で資料探し。零戦についてのサイトはまさに浜のマサゴの程ありますが、私がお世話になったのは『我が家の趣味の世界(航空機列伝)』というサイトです
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cocoro/index.htm 
キット付属のデカールでは再現されていない貴重な情報が掲載されているので、零戦を作る方は必見です。で、集めた資料をもとにアドビ イラストレーターで版下を作りプリントします。私のプリンターはアルプス電気社製『マイクロドライMD5000』です。もう長いこと使っていて故障も頻繁にするので、たたき壊してしまおうかとも思ったのですが、自作デカールを作っている人のサイトではMDシリーズが珍重されているようなので、この冬メーカー修理に出して延命措置を施しました。出力した紙はWAVE社製のクリアデカール。プリンタの性能上、よく見るとアミ点が見えてしまったりするのですが、しかし、自分の好きなマークを安価にいくらでも作れるというのは素晴らしいことではあります。いや〜たたき壊さなくてヨカッタヨカッタ。さて、貼り込みです。シルバリング対策のため、なるべくフチを残さずにデザインナイフで切り出します。が、あまりタイトにちょんぎってしまうと貼り込み作業中にちぎれてしまいます。ピンセットでつまんで水につけると3秒程で台紙から剥がれるので長いこと水につけるのは駄目です。さらに印刷面を鋭利なもので擦るとインクが剥げます。マークソフターとは相性が良いようなので安心してジャブジャブ使いました。
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2006 5/11
デカール貼り込み終了です。スプレー缶から絞り出した半光沢のトップコートをエアブラシで吹いて乾くと、いよいよキャノピーのマスキング剥がし。ツマようじとピンセットで剥がしていきます。この作業はなんというか、ひじょーにカタルシスを感じます。次第に明るくなっていくコクピットを見ていると、「いや〜完成したべよ。すんげえ大変だったべよ」と思わずどこの方言だかわからない言葉が頭の中を駆け回ったりします。(ちょっとうそ)
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2006 5/28
撮影の都合で脚の出た状態から収納した状態に簡単に変えられるように、タイヤフェアリングに細い針金を埋め込んで、本体側に穴を開け、脱着可能にしました。脚本体も接着せず、抜き差し自由です。細い針金は身の回りに何かないかと探して、見つけました。針金入りの結束バンド?です。よく、袋入りのお菓子なんかの口を閉じるのに使ってたり、植物の枝をランナーに固定するときに使うあれです。その中の針金が柔らかさといい、太さといい丁度いい按配です。
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2006 5/28
こんな具合です。ちなみに、脚庫内の色ですが、これも諸説紛々でよく分からんのですが、プレーンズ・オブ・フェイムだったかが再生した52型のものを見ると、いわゆる青竹色が褪色して機体色に近づいていった物に、更に黒っぽく汚れが付いた感じに見えます。いずれにしても青竹色をそのまま塗ると、感覚的にどうしてもどぎつ過ぎます。なので、機体色(明灰白色)の上にドライブラシで青竹色を適当に塗り、粉にしたパステルを少量擦り付けて汚しました。
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2006 5/28
おきまりのブレーキパイプも先ほどの針金で作ってみました。
が、これに関してはちょっと硬すぎて細工がしづらいし、瞬間接着剤が使えないので、太いナイロンテグスや極細のビニールコードの方がよかったかも。
いずれにしても、撮影しちゃうと多分映らないプチ改造でした。
海軍零式艦上戦闘機21型&アメリカ陸軍P40カーチスウォーホークB型制作記録6