日本陸軍九七式側車付自動二輪車『陸王』スポーク張りに挑戦(名前が長い)03
2013 6/22(土)
キックペダル。キットのものそのままだとイマイチリアリティに乏しいので、足をかける部分を切り取り、若干角度をつけて接着。なんとなくらしくなったでしょ。続いてタンク横のコラムシフトレバー。一体、このバイク、コラムシフトなどというけったいなギアチェンジの方法をとっていて。よくわからんのですが、くるまのようにクラッチを踏みながらシフトレバーを動かすのでしょうか。ノブの部分をエポキシ接着剤で作りました。
久々にプラモ造りの時間がとれたのですが、実は私のプラモ部屋、子供部屋と供用しており、まあ今風に言うと部屋を子供とシェアしおるわけです。ところがこの子供が長ずるに従って試験勉強などを始めるようになり、そうなると当然、私が桂米朝の落語などを聞きげらげら笑いながらプラモデルを作ったりするのは法度となってしまい、なかなかに制作時間がとれなくなってしまいました。まあなんだ、早い話が部屋を分ければいいのですが、3LDKの県営住宅に余分な部屋は当然なく、仕方がないので私は、子供が部活でいない時間を狙って制作するよりないようです。それにしても、落語をBGMにプラモを作る人って他にいるのかしら。
桂米朝もいいけど、この時期、暑くて窓を開けていると、三味線と笛と太鼓の出囃子などが窓から外に流れだし、土屋アンナ似の近所の若奥さんにき○○い扱いされたりしそうなので、ここは無難にレッドツェッペリンなどを聞きながら作業にいそしみます。まあZEPだって大概かもしれませんが。
前後輪ともフェンダーを支持している棒はキットのものは太いので、細く切ったお惣菜パックに置き換えました。チェーンは少し手を入れた方がいいかもしれないのですが、ここ、側車に隠れてほとんど見えなくなるのでこのままでいっちゃおうかと。ネットに落ちている陸王の写真も側車がじゃまでこの辺のディテールが分からないので、これ幸いとオミットしてしまいます。
2013年 9/1(日)
いやいや今年の夏は暑くてしかも長かった。ここ信州ではようやく朝夕涼しくなり「プラモでも作ってみるか」という気温になってまいりました。
まあお盆休みなどにちょこちょこ手を入れてはいたのですが。全体をカーキに塗って、エンジン部分はシルバー、マフラーは飛行機の排気管でおなじみ錆鉄色で塗りました。シルバーだけだとギラギラしすぎるので、エナメルで軽くスミ入れをしたりすると落ち着いてきたので、こんな感じで良しとします。
手持ちの資料と首っぴきでブレーキパイプや電装品のコードをテグスで張りました。だいぶバイクらしくなってきたぞ!!
2013 9/2(月)
さて、側車もちょこちょこと仕上げていよいよ完成かな。と思いながら資料写真をつらつら眺めていると、どうもキットの方は、右の写真のように、全体的に肉厚な感じがします。資料をバックに写真を撮ったのですが、黒いアームレストから風防までの部分の厚さがべらぼうに違います。まあ、ここは薄くした方がカッコいいでしょう。
側の部分だけエッチングノコで切りとり、薄いプラ版を張り込みます。それから側車には風防を着ける予定なので銃架の穴も塞いでしまいます。
2013 10/14(祝)
などと言いながらあっという間に1ヶ月過ぎてしまったのですが、いやいや忙しい忙しい。このホームページにもちょくちょく出てくる我が家の豚児が、なにをトチ狂ったか中学に入って野球を始めたのですが、この野球部というものが毎週練習試合を行う。いくら行なおうがお前が出場するわけじゃねえだろと思われるでしょうが、どういう野球指導者連絡会議の謀議の結果か、長野県下各地の中学校と毎週の様に試合が組まれまして…。保護者各自が試合場所まで送迎しなければならんのですわ。おかげで毎週プチ県内旅行状態。
そんななか、なぜかうまい具合に体育の日を含む3連休が丸ごと空いたので、色々後回しになっていたことを片付けつつ、今年はキノコが豊作なので里山を徘徊しつつ、プラモ作りも進めました。
さて資料写真をつらつら眺めると、側車の人が乗り降りする方には扉がついているようです。更に、座席の下あたりには単車の後輪からシャフトが出ていてこれを避けるために凹型にえぐれています。だんだんと作業が大変なことになってきたのですが、切ったり埋めたり削ったりの末ここまで出来ました。
色々やっているうちに側面の太いスジが消えてしまったので、これは伸ばしランナーで修復。こうして拡大写真でみると不均一なのですが、まあこんなもんでしょう。
そうそう。キノコを求めて一人、山中の薮の中を歩いていると、枯れ枝を踏みしだく音が聞こえる。人かそれとも熊かと周りを見回すと、10メートルくらい先にニホンカモシカが。こちらを伺いつつゆっくりと薮の中に消えていきました。