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2014 7/10(木)
 当ホームページ、もしくは当方の飛行機プラモ制作の大きな方向性として、「人があまり作らないもを作ってお目にかける」というものがあります。それは例えば閃電であり、キ-64であり、はたまたカ号であります。って3作例だけで方向性だのなんだのとおこがましいのですが、今回もまたちょっと変わった物を作ろうと思います。
 写真の「二式陸偵」…いやいやこれ自体はそれほど変わっていませんな。例え後方銃座がリモコン式の初期型だとしても。なにしろやすやすと手に入る国産現役キットですから。
 
 ちなみに、『閃電』といい『キ-64』といい、海外大戦機好き人士に妙に人気がありまして、ロシヤや米国の物好きサイトに当方制作のくだんの写真がリンクされたりしていて、驚いたことがありました。
 
 閑話休題。
 この写真。先般大金にて購った文林堂の「日本軍用機写真集」からなのですが、この機体のキャノピー部分。なにやらモッコリしております。キャプションを読むと、これは数少ないながら、現地改修されたらしい球形銃搭搭載の月光らしいのです。
 
 諸兄ご存じの通り、薬缶戦闘機どんな戦闘機だよ夜間戦闘機『月光』は、遠距離双発戦闘機として開発されながら、例によって使い道が無くなり、やむなく陸上偵察機として採用され不遇を囲っていたものを、敵大型爆撃機迎撃用に、斜銃を搭載し、再び戦闘機として蘇ったといういわく付きの戦闘機です。
 その、陸偵時代から斜銃搭載の月光が定着するまでの間、現場ではやはり試行錯誤があったようで、「斜銃もいいけど、球形銃座で好きな方向に打ちまくれるのも良くね?」「小園のおやっさん、怒るとこわくね?」などという現場の声などもありつつひねり出されたのがこの月光球形銃座タイプ。憶測ですけど。
 
2014 8/10(日)
 くだくだと長ったらしい「序」はこれくらいにて(毎回こんな感じ)制作にかかります。
 まずはなにはともあれモーターを仕込みます。ナナニーサイズのエンジンと振動モーターは相性がよく、この前の百式司偵といい今回といい、多少の作業でやすやすとモーターを固定できました。
 スピンナーとペラを接着し、チューブでエンジンに固定したモーターの軸と接合。チューブは鼻炎用スプレーのノズル部品から持ってきたものを、適当な内径(モーター軸にフィットする)になるようにペンチで引っ張り伸ばしたものを使いました。ペラ部分は最後にモーター軸に差し込むので、ゆるすぎると抜けてしまうし、きつすぎると、完成した機体に手荒な作業を施さねばならぬので、ちょっと気を使うところではあります。
2015 10/9(土)
 ま〜長きに渡り放置状態にあった二式陸偵。放置にいたった理由は様々あれど、まずは、カウル部分のアップをご覧ください。(下の写真ね)……明らかにカウル部分の直径が一回りほど小さい。これはいくらなんでも非道いやね。こやつの修正をだらだらと1年間かけていた訳で。だから厳密には「放置」されていたのは陸偵ではなくて、当ホームページですか。
 
 さてさてそんな1年間。「だめよ〜だめだめ」「ラッスンゴレライ」などの瞬殺ギャグが私の脳内を通り過ぎていきつつ、カウル部分にパテやら伸ばしランナーやら明治ブルガリヤヨーグルトパッケージでカサを増してなんとかツライチにし、ひどい表面処理をごまかすためにカウルフラップをやや開いた状態で自作。消えてしまったあまたのパネルラインを苦手のスジ彫りで復活させました。
 
 そうこうしているうちに子供の中学野球も今年6月に佳境を迎え、そして見事玉と散り、漸く私も「毎週末県内旅行、おまけに人手が足りないから審判もね」生活にピリオドを打つことができました。
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これは珍!月光の球形銃搭タイプをでっちあげる その1