もどる
次へ
敵は風防を開け、身振りで拝む格好をした。
「みのがしてくれ、もうたくさんだ。」といっているのかもしれない。
私はわざと彼から目をそらし、左急旋回で一回りし、真後ろにぴたりとつけた。
彼は操縦桿を引いて機首をあげて反撃しようとした。