日本陸軍九七式側車付自動二輪車『陸王』スポーク張りに挑戦(名前が長い)04
2013 10/26(土)
いきなりですが。明治ブルガリア用具入れ。いやヨーグルト。このパッケージが、柔らかさといい、厚さといい、各種接着剤との親和性といい、入手の容易さといいすべてにおいて素晴らしい素材だということに最近気が付きました。
実は側車のサスの板バネを切り外して作業していたのですが、ふと気が付くと板バネの片方が無い。またもやらかしてしまったのですが、仕方がないのでいつものごとくお惣菜パックで作り直します。板バネサスの構造そのままに、細く切った板状のものを3枚重ねて若干たわませるのですが、接着剤がいまいち効かず、ちょっとたわませようと反らすと、すぐにバラバラにはがれてしまう。これは素材が悪いのだと、色々なプラスチック製品で試してみたのですが、明治ブルガリア農具入れいやヨーグルトのパッケージを使ってみると、これが良い。タミヤの白ビンちょこっと付けでバッチリ接着でき、たわませても全然大丈夫。
側車は銃のトライポッド用の穴を塞ぎ、透明風防をあしらいます。銃を付けた方がカッコイイのはいうまでもないのですが、今回は、連絡将校の送迎に使われている陸王という情況を考えているので、将校の為に風防仕様にしました。まあ、これはこれで手が込んで見栄えがしますし。
とまあ能書きをたれつつ、適当にしぼった透明お惣菜パックに、先述の明治ブルガリア座敷牢のパッケージを極細に切り、風防のフチとしてを貼り付ました。これには瞬間接着剤を使ってみたのですが、少量できっちり接着できました。座敷牢ってなんだよ。
マスキングを剥がして本体に仮付けしてみました。ついでに本体と、側車部分を仮組。そろそろ完成間近。・・・いい感じでしょ?
そのような作業をしつつも、最近野球小僧と化した当方と血縁関係のある男子中学生(13才)が、スコアブックの書き方を詳しく説明した本が欲しいというので、とりあえず近くのブックオフに行ってみました。しばらく店内を逍遥していると、くだんの子供が「お父さんお父さん」。わたしの袖をひっぱります。「これ」・・・そこには文林堂が20数年も昔に出版した「日本軍用機写真集 全3巻 当時の定価1巻9,800円」が鎮座しておりました。売値は1巻3,900円。3巻で1万1千七百円。……11,700円(税込)。いやなにもポイントを大きくする必要はないのですが。どうする俺。微妙に出せる金額。
2014 1/5(土)
などと言いながら、まあ買ってしまった訳で。おいくら万円で?11,700円で。
いやいや、永年の座り仕事が祟って、この間ぎっくり腰をやってしまったのですが、生体実験に通って・・・違う違う。整体治療に通っていまして、そこで先に治療の終わった30代とおぼしき奥様が、受付で「おいくら万円?」とのたいまいまして。いるんだ。ほんとにこんなこと言う人が。それ以来私の頭の中には「おいくら万円」のリフレインが叫んでいる。あとはダンディ坂野氏の「ゲッツ」。おひさしブリーフ。だれも知らない。
久々の更新なのでまずは碌でもない近況を報告してみましたが。年も明けてようやく陸王、完成しました。特に感慨もないまま続けて乗員の作成にかかります。
2014 2/9(日)
手持ちのフィギアの中から使えそうなものを物色してきました。日独入り乱れております。今回は陸王から降りた将校と兵が、飛んでいくカ号に敬礼をするという情況を作りたいので、斜め上を見上げたポーズでしかも敬礼している姿にしたい訳ですが、はたして如何に。
2014 5/18(日)
蝸牛のごときペースではありますが、上を向いて敬礼する兵と将校を作っております。
フィギアを作る上での私の一番のこだわりは、『すそ』。裾とも書きます。これがうすうすであればあるほどリアリティが増すとかたくなに信じている私は、裾まわりのモールドをそぎ落とし、お得意のアルミ箔で裾を再現してみました。腰廻りだけではイマイチなので、さらに手のまわりも細く切ったアルミ箔を巻き付けます。
さて、もういいや。こんなもんで。ずいぶんと投げやりなのですが、これで色を塗ります。
2014 4/10(木)
色々なパーツを寄せ集めたり、一部おゆまるで複製したりして、なんとか兵と将校、2体分できました。上記のようにドイツ兵の顔から、日本陸軍戦車兵、同歩兵、更にメーカーもファインモールドとタミヤが入り乱ております。
ドイツ兵の顔はなんぼなんでも濃すぎるので、これはちょっとなんとかしなければ。それにしても、こんな小さいフィギアの顔を作り分ける原型師の技術というものは凄いです。